食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02970580188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、ヒトのビスフェノールA(BPA)の尿排泄に関するStahlhut et al. (2009)の研究論文について意見書を公表 |
資料日付 | 2009年9月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、ヒトのビスフェノールA(BPA)の尿排泄に関するStahlhut et al. (2009)の研究論文について2009年7月7日付で意見書を公表した。 Stahlhut et al.(2009)の研究論文は、食品から摂取したBPAは迅速に尿中へ排泄されると云う仮説を確かめるもので、0~24時間断食後の成人被験者の排泄尿中のBPA含有量を計測した。食事摂取後時間をおくと尿中からBPAがなくなるのではないかと推測されたが、食事後かなり時間が経っても尿中のBPAがなくならなかった。この結果は、食事以外のBPA暴露がある又は脂肪にBPAが蓄積されていることを示唆するものであったとしている。 AFSSAの見解: Stahlhut et al.の実験はヒトのBPAの生物濃縮には適用しない「一般住民対象の半減期」(population-based half-life)の計算と云う従来の方法とは異なる方法を用いている。加えて実験初期時数値の設定や排尿量に関する表示が無い、排尿時間に関して尿採取時間の表示が無い、血漿濃度が決められていなかった等、結果の解釈に必要な要因が欠落している。 結果としてこの研究は、AFSSAがリスク評価の基礎に使った現在までに得られたBPAについての知見及びEFSAのリスク評価書に問題を提起するようなものではない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/MCDA2009sa0177.pdf |