食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02970330149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分トリアレートのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2009年7月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月16日、農薬有効成分トリアレート(Tri-allate)のリスク評価のピアレビューの結論(2008年9月26日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 大麦及び小麦に適用する除草剤としての評価に基づき結論を出した。 2. ラット2年間試験から得た無毒性量(NOAEL) 2.5mg/kg体重/日を根拠に、これを安全係数100で除し、一日摂取許容量(ADI)を0.025mg/kg体重/日に設定した。このADIは同じNOAELを得たイヌ1年間試験によって裏付けられた。ラット急性神経毒性試験における最大用量で観察された運動活性減少を考慮したNOAEL60mg/kg体重/日を根拠に、これを安全係数100で除し、急性参照用量(ARfD)を0.6mg/kg体重/日に設定した。 3. リスク評価のための暫定的な残留物定義として、トリアレート、及び、トリアレートと表記されるTCPSA (2 ,3 ,3-トリクロロプロパ‐2‐エン-スルホン酸)並びにグルコシド抱合体(M14 (6-O-(carboxycarbonyl)-1-deoxy-1-[(2 ,3 ,3-trichloro-2-propenyl)-sulfinyl]-D-glucopyranoside)とM15 (6-O-(carboxycarbonyl)-1-deoxy-1-[(2 ,3 ,3-trichloro-2-propenyl)-sulfonyl]-D-glucopyranoside))を残留物専門家会合は提案した。また、当該専門家会合は、ジイソプロピルアミン成分で標識したトリアレートの小麦試験にデータギャップがあるため、代謝について確定できないと結論づけた。植物内においてジイソプロピルアミン成分からニトロソアミン(訳注:発がん性物質)が生成される可能性に関する懸念に対処するため、当該専門家会合は、このデータギャップを特定した。小麦の穀粒中の全代謝物は0.008mg/kg (総残留放射能の5.10%)であることを特記することが望ましい。 4. 残留物定義に「グルコシド抱合体」を含めたため、リスク評価を確定できなかった。また、ニトロソアミン生成に関する理論上の懸念によって小麦代謝試験にデータギャップを生じさせた。このため専門家会合は、残留基準値案を提案しなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr181_tri-allate_en.pdf?ssbinary=true |