食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02960820149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、β-カソモルフィン及び類似ペプチド類の健康影響の可能性を検討した科学的報告書を公表
資料日付 2009年2月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月3日、β-カソモルフィン(β-casomorphins)及び類似ペプチド類の健康影響の可能性を検討した科学的報告書(2009年1月29日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAは、β-カソモルフィン(β-casomorphins)及び類似ペプチド類、並びに、特に乳たん白質β-カゼイン中のペプチド配列であるβ-カソモルフィン-7 (BCM7)の健康への影響の可能性について言及している入手可能な科学文献を詳細に検討した。BCM7が自閉症、心血管疾患及びI型糖尿病など特定の非伝染性疾患のリスク増に寄与する可能性のあることが少数の研究例によって示唆されている。フードチェーンに関連した新興リスクの可能性に対する定期的なモニタリング及び評価の一環として、EFSAはこの検討を行った。
2. ペプチドは、食品の消化中あるいは場合によっては食品加工中に放出されるたん白質の断片である。ペプチドに関連した健康に対する主張は、利益とリスクの両方がある。
3. この問題に関する科学文献を検討し、並びに、EFSAの正式なリスク評価を行う必要性について評価するために、EFSAは作業部会の設置を決定した。
4. EFSAは、本検討に基づき、BCM7、類似ペプチド類又はそれらの考えられる前駆体の経口摂取量と非伝染性疾患の間に因果関係は成立しないと結論づけた。この結果、EFSAの正式なリスク評価は勧告されない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Report/datex_report_beta_casomorphins_en.pdf?ssbinary=true