食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02960650330 |
タイトル | 英国健康保護局(HPA)、感染症情報(Health Protection Report)第3巻32号を公表 |
資料日付 | 2009年8月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国健康保護局(HPA)は8月14日、イングランド及びウェールズにおける食中毒及び感染症情報(Health Protection Report)第3巻32号を公表した。今号の概要は下記のとおり。 1. 2009年第27~31週に複数箇所での発症例(General OUtbreak)として報告された食中毒 (1) ノース・ヨークシャー及びフンバー(Humber)地域にある軍の基地内で食中毒により57人が発症、うち17人が陽性と確認された。カンピロバクターが検出された。原因食品は不明。 (2)ノース・ヨークシャー及びフンバー地域での宴会で食中毒により31人が発症、11人が陽性と確認された。腸管出血性大腸菌O157が検出された。原因食品は不明。 (3) ノース・イースト地域での宴会で食中毒により41人が発症、10人が陽性と確認された。ノロウイルスが検出された。原因食品は不明。 (4) サウス・ウエスト地域での宴会で食中毒により27人が発症、6人が陽性と確認された。ノロウイルス及びカンピロバクターが検出された。原因食品は不明。 (5) ノース・イースト地域の病院で食中毒により3人が発症、いずれも陽性と確認された。Salmonella Enteritidis PT1が検出された。原因食品は不明。 (6) チェシャー(Cheshire)及びマーセイサイド(Merseyside)地域での宴会で食中毒により13人が発症、8人が陽性と確認された。Salmonella Enteritidis PT5cが検出された。原因食品はチキン・ライス。 (7) ウエスト・ミッドランド・イースト地域の軽食店で食中毒により47人が発症、4人が陽性と確認された。黄色ブドウ球菌エンテロトキシンA型が検出された。原因食品はツナ、チキン及びチーズサンドイッチ。 2. 2009年6月にHPAにおいて記録されたイングランド及びウェールズでのサルモネラ感染症 症例の総計(暫定数値)は706件で、その血清型は、S. Enteritidis PT4が61件、S. Enteritidis (他のPTs)が227件、S. Typhimuriumが178件、S. Virchowが17件、その他が223件であった。 3. イングランド及びウェールズにおいて2009年第27~31週の期間に報告された一般腸内細菌感染症 細菌別にみるとカンピロバクターによる症例が最多で5 ,683件、2番目がサルモネラ属菌によるもので856件、3番目がジアルジア属によるもので299件、次いでクリプトスポリジウムが268件、ロタウイルスが230件、腸管出血性大腸菌O157が164件、ノロウイルスが142件、ソンネ赤痢菌によるものが82件と続いている。 2009年第1~31週の累計では、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌O157、ソンネ赤痢菌、ロタウイルス、ノロウイルス、クリプトスポリジウム及びジアルジア属については、いずれも2008年同期に比べて以下のとおり増加している。(カッコ内は2008年同期件数) カンピロバクター: 31 ,458件 (28 ,624件) 腸管出血性大腸菌O157: 452件 (450件) ソンネ赤痢菌: 603件 (370件) ロタウイルス: 14 ,351件 (12 ,880件) ノロウイルス: 5 ,211件 (4 ,019件) クリプトスポリジウム: 1 ,611件 (1 ,397件) ジアルジア属: 1 ,806件 (1 ,766件) 他方、サルモネラ属菌の方は、前年同期と比較し以下のとおり相当減少している。 サルモネラ属菌: 3 ,858件 (5 ,307件) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国健康保護局(HPA) |
情報源(報道) | 英国健康保護局(HPA) |
URL | http://www.hpa.org.uk/hpr/infections/enteric.htm#gofi |