食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02950160149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分カルベンダジム及びチオファネートメチルの一部懸念される残留基準値(MRL)について精査したリスク評価に関する理由を付した意見書を公表 |
資料日付 | 2009年6月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は6月3日、農薬有効成分カルベンダジム及びチオファネートメチルの一部懸念される残留基準値(MRL)について精査したリスク評価に関する理由を付した意見書(5月14日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 カルベンダジムのMRLの一部を修正する必要性及びチオファネートメチルが代謝によりカルベンダジムを生成することから、欧州委員会はEFSAに対しカルベンダジム及びチオファネートメチルの作物中の残留値のレビューを要請した。チオファネートメチルはカルベンダジムの前駆体であり、両成分は密接に関連しているため、両成分の評価を同時に一つの意見書にまとめ上げることとした。 両成分のMRLが個別に提案されているが、両成分は共通の毒性作用機序を持つため、複合消費者暴露評価を、入手した作物残留試験データ及び有効成分の効力を基に実施した。慢性暴露に関しては、アイルランドの成人が最も暴露量が大きく、ADIの46%となった。急性暴露に関しては、マンダリン、レモン、ライム、仁果類等では摂取による懸念は特定されなかったが、オレンジ、グレープフルーツ及びトマトでは、各々212%、143%及び119%とARfDを超過した。よって、MRLの引き下げをこれらの作物には提案した。 カルベンダジム及びチオファネートメチルの合計をカルベンダジムとして、オレンジ及びグレープフルーツ(0.5mg/kg→0.2mg/kg)、トマト(0.5mg/kg→0.3mg/kg)等を下方修正、レモン、ライム等(0.5mg/kg→0.7mg/kg)等の上方修正を提案した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Reasoned_Opinion/praper_ro_sr289_carbendazim_thiophanate-methyl_en.pdf?ssbinary=true |