食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02940560464
タイトル オーストリア保健・食品安全局(AGES)、「アセトアルデヒドに関するFAQ」を公表
資料日付 2009年7月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健・食品安全局(AGES)は、「アセトアルデヒドに関するFAQ」を公表した。質問事項及び食品に係わる回答の概要は以下のとおり。
Q1. アセトアルデヒドとは何か?
A1. アセトアルデヒドはアルコールが酸化されて酢酸になる過程の中間産物で、水溶性である。代謝(ヒトの体内等)やアルコール発酵において生成される。また果物及び野菜の天然の成分であり、特に酢、アルコール飲料及びコーヒーに含まれる。
Q2. アセトアルデヒドの健康影響は?
A2. アセトアルデヒドは胃腸管から素早く吸収され、代謝される。食品中の(たとえば添加物としての)アセトアルデヒドには、米国食品医薬品庁(FDA)の評価によると、健康上の懸念はない。
Q3. アセトアルデヒドは食品にどのくらい含まれるのか?A3. 食品(野菜、果物、アルコール等)を介する成人の一日摂取量は50~200mgと推定されている。Q4. アセトアルデヒドはミネラルウォーターにどのように混入するのか?A4. ミネラルウォーターをPETボトルに入れると、ボトルから微量のアセトアルデヒドがミネラルウォーターに移行(溶出)する。その量はPETボトルの原料及び製造方法、並びに製品(PETボトル入りミネラルウォーター)の貯蔵条件(期間、温度、日光)に依存する。商店や家庭でミネラルウォーターを適切に(つまり冷暗所で)貯蔵することで、アセトアルデヒドの生成を防ぐことができる。
Q5. アセトアルデヒドはミネラルウォーターにどのくらい含まれるのか?
A5. PETボトルからミネラルウォーターに移行するアセトアルデヒドは通常、食品に天然に含まれる量よりはるかに少ない(1mg/kgをはるかに下回る)。
Q6. ミネラルウォーター中のアセトアルデヒドの基準値はあるのか?A6. 食品中のアセトアルデヒドには基準値がない。食品に天然に含まれる量は、健康リスクの観点から問題はないと判断されているためである。これは天然ミネラルウォーターから検出されるアセトアルデヒドにも当てはまる。法的な規制があるのは、容器・包装から食品への移行量で、EU法規では容器の種類に係わらずアセトアルデヒドの移行を6mg/Lに制限している。
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) -
情報源(報道) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
URL http://www.ages.at/ages/ernaehrungssicherheit/rueckstaende-kontaminanten/faq-acetaldehyd/