食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02940540149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、塩酸ラクトパミンの安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2009年4月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月7日、塩酸ラクトパミンの安全性評価に関する科学的意見書(4月2日採択)を公表した。概要は以下のとおり。 EU以外の国々(米国、カナダ、日本及びメキシコ)では、塩酸ラクトパミンは豚や牛の成長促進目的で飼料添加剤として認可されている。[訳注:日本では塩酸ラクトパミンは飼料添加物として使用が認められておらず、本記載は誤りである。]ラクトパミンは、フェネタノールアミンβ-アドレナリン受容体作動薬のカテゴリーに属する薬物で、EUでは当該目的の使用では、評価されていない。 欧州委員会の依頼を受けて、EFSAはβアゴニストに関するCommunity Reference Laboratory及びEMEAと相談、協力の上で、JECFAのリスク評価のレビューによる意見書を求められた。 全ての研究を検討し、EFSAのFEEDAPパネルはラクトパミンが変異原性はなく消費者への発がんリスクとはならないと結論した。実験動物でのデータからは多様なNOAELが得られているので、JECFAもFEEDAPパネルも消費者への安全性を評価するにはヒトデータがきわめて重要であると考えた。 JECFA は6人の健康なボランティアでの研究から、NOEL 67 μg/kgと安全係数50を用いてADIを0-1μg /kg体重/日とした。FEEDAPパネルは、この研究は無影響量を見るための試験ではない、二重盲目試験ではない、JECFAがADI設定のために用いた安全係数はハイリスク集団について考慮していない等いくつかのデータの弱点を指摘した。パネルは、上記ヒト試験はJECFAの提案したADIの根拠とはできず、従ってラクトパミンのMRLは設定できないと結論した 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.8/2009(2009.04.8) http://fcsi.nihs.go.jp/ex/webdocs/ex-01/2009_/foodinfo200908/foodinfo200908.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/feedap_op_ej1041_ractopamine_en.pdf?ssbinary=true |