食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02940320149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分カズサホスのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2009年5月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月21日、農薬有効成分カズサホスのリスク評価のピアレビューに関する結論(2009年4月8日付け)を公表した。概要は以下のとおり。 欧州委員会決定2007/428/ECにより、農薬有効成分カズサホスを認可された農薬有効成分のリスト(理事会指令91/414/EECの附属書I)から削除し、カズサホスを含む農薬の認可取消しがされた。申請者が改めて追加データを基に、再度リストへの追加を求めた。 最初のピアレビューでは、じゃがいも及びバナナに散布又点滴灌漑による殺虫剤としての評価に基づき結論を出したが、今回のピアレビューではバナナの点滴灌漑による殺虫剤としての評価に基づき評価を実施した。 カズサホスは急速に広範囲に吸収され、体内に蓄積することなく尿中へ排出される。カズサホスの急性経口、吸入及び経皮毒性は高い。 ラット2年間試験に基づき、安全係数100で、一日摂取許容量(ADI)を0.0004mg/kg体重/日に設定した。後期吸収胚の増加を伴わない早期吸収胚の増加がカズサホス投与開始時期と一致しているとみなされたウサギ発生毒性試験に基づき、安全係数100で、急性参照用量(ARfD)を0.003mg/kg体重に設定した。 バナナの点滴灌漑による使用(4kgas/ha)における代謝実験では、顕著な代謝物は生成しなかった。少量生成した代謝物は、コリンエステラーゼ活性阻害のあるものはなかった。過剰残渣実験においても、収穫物に多量の残留は見られなかった。EFSAモデルで算出した理論最大一日摂取量(TMDI)の値は、ADIの<5 %であった。急性リスク評価では、摂取量はARfDの<30%であった。よって、バナナに対するMRLとして0.01mg/kgが提案された。 地下水の汚染、鳥や家畜へのリスク等に関しては、バナナの点滴灌漑による使用に限定された条件下では、小さいと評価された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr262_cadusafos_en_final.pdf?ssbinary=true |