食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02940230188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、ビール製造プロセスにポリスチレンと架橋型ポリビニルピロリドンのブレンドを加工助剤として使用する許可申請について意見書を提出
資料日付 2009年7月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、2008年4月4日付AFSSA意見書に関し、ビール及びビールを主成分とする製品の製造プロセスに、加工助剤として特殊プロセスによって製造したポリスチレンとポリビニルピロリドンのブレンドの使用許可申請について、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け2009年4月9日付で意見書を提出した。
先の意見書では消費者の当該加工助剤やその分子成分及び不純物に対する暴露が評価できないとして補足データを求めていたものである。
醸造プロセスに当該加工助剤を使用して処理したビールの4サンプルを検査して得られた残留スチレンモノマー分析結果が新たに提出された。加工助剤中のスチレン含有量は8 mg/kg以下である。アルコール含有量の低い2つのビールサンプルは68 g/100Lの加工助剤で処理したものである。サンプル中のスチレンは1μg/Lであった。
 他の2つのサンプルは170 g/100Lの加工助剤で処理したものである。サンプル中のスチレン含有量は使用した検出法の定量限界値以下であった(< 0.5μg/L)。
 一日に1リットルのビールを消費すると仮定すると、この分析結果から得られる数値はWHOが設定しているスチレンの耐容一日摂取量(TDI)の7.7μg/kg体重(体重60kgのヒトで460μg/日)に比べ非常に低い。 提出されたデータはポリビニルピロリドンが存在する加工助剤の品質基準(濁度)に基づく有効性は珪藻土のそれと同等であることを示すものである。
 結論として、AFSSAは提出されたデータは申請者が提唱する使用条件であればポリスチレンと特殊プロセスで得られた架橋型ポリビニルピロリドンのブレンドを加工助剤としてビール及びビ-ルを主成分とする製品製造やろ過に使用しても消費者の健康リスクを生ずるものではないと思量する。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/AAAT2008sa0370.pdf