食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02930260149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分キザロホップ-Pのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2009年7月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月14日、農薬有効成分キザロホップ-Pのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表した。概要は以下のとおり。 1. 本結論は、申請されたてんさいに適用する除草剤キザロホップ-P-エチル及び菜種、てんさい、ジャガイモ等に適用する除草剤キザロホップ-P-テフリルとしての代表的用途の評価に基づいている。 2. キザロホップ-P-テフリルについて: 2-1. 哺乳動物における毒性試験で、キザロホップ-P-テフリルは経口毒性があり、経皮及び吸入試験では低い急性を示す。皮膚、眼への刺激性はないが、皮膚への感作性がある。 2-2.ラットにおける短期試験では、肝臓への影響等を基に、無毒性量(NOAEL)を1.7mg/kg体重/日とした。 2-3. キザロホップ-P-テフリルには遺伝毒性の可能性は見られなかった。 2-4. ラットを用いた2年間慢性毒性試験及び発がん性試験において、腎臓扁平上皮細胞がん及びライディッヒ細胞腫瘍の増加を基に無毒性量(NOAEL)を1.3mg/kg体重/日とした。 2-5. ラットを用いた2年間慢性毒性試験及び発がん性試験で設定されたNOAELを安全係数100で除し、ADIを0.013 mg/kg体重/日に設定した。 2-6. 90日間のラット試験についてのNOAEL 1.7mg/kg体重/日を安全係数100で除し、経口吸収に関する補正係数60%を適用して、許容作業者暴露量(AOEL)を0.01 mg/kg体重/日とした。 2-7. 更に急性参照用量(ARfD)を、ラットの発生毒性試験における母獣毒性によるNOAELに安全係数100を除して、0.1mg/kg体重/日に設定した。 3. キザロホップ-P-エチルについて: 3-1. 2年間のラット試験で得られたNOAEL0.9mg/kg体重/日に安全係数100を除して、ADIを0.009 mg/kg体重/日に設定した。 3-2. 90日間のマウス経口投与試験についてのNOAEL 1.7mg/kg体重/日を安全係数100で除し、許容作業者暴露量(AOEL)を0.01mg/kg体重/日とした。 3-3. 急性参照用量(ARfD)については、キザロホップ-P-エチルの毒性学的プロファイルから、設定されなかった。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No.15/2009(2009.07.15) http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200915.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr205_quizalofop-P_en_final ,0.pdf?ssbinary=true |