食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02930140149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分エトフェンプロックスのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表。 |
資料日付 | 2009年4月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は4月1日、農薬有効成分エトフェンプロックスのリスク評価のピアレビューに関する結論(131ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1.哺乳動物において、エトフェンプロックスは経口投与後、急速に、しかし、部分的に吸収され、均一に体内に分布する。また、胎盤及び乳から胎児へ移行する。エトフェンプロックスは、体内に蓄積せず、大部分は代謝されて糞便に排出される。経口、経皮及び吸入による急性毒性は低く、皮膚、眼への刺激性はなく、皮膚感作性もない。 2.ラットにおける急性及び長期暴露試験での目標器官は、肝臓及び甲状腺である。マウスにおける試験では、腎臓毒性が観察された。ラットにおける90日間の混餌投与による甲状腺小濾胞数の増加等を基に20mg/kg体重/日を無毒性量(NOAEL)とした。 ラットにおける長期試験で観察された好酸性肝細胞の増加を基に3.7mg/kg体重/日を、マウスにおける長期試験で観察された拡張型/好塩基性尿細管の増加を基に3.1mg/kg体重/日を無毒性量(NOAEL)とした。 3. エトフェンプロックスの遺伝毒性及び神経毒性に関する所見は観察されなかった。 4.生殖、受精率又は発生毒性に対する影響は観察されなかったが、授乳期間における産子の死亡率が高いことからR64:「母乳で育てられた乳児へ害を及ぼす可能性」への分類が提案されている。 5.一日摂取許容量(ADI)は、マウスにおける長期試験で出された3.1mg/kg体重/日のNOAELに、100の安全係数を適用して0.03 mg/kg体重/日に設定された。許容作業者暴露量(AOEL)は、ラットにおける90日間試験における20mg/kg体重/日のNOAELに、100の安全係数及び低い吸収性に関する補正係数(30%)を適用して0.06 mg/kg体重/日に設定された。急性参照用量(ARfD)はウサギにおける発生毒性試験における100mg/kg体重/日のNOAELに、100の安全係数を適用して1.0mg/kg体重/日に設定された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr213_etofenprox_en.pdf?ssbinary=true |