食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02930020188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、2008年全国淡水魚PCB汚染調査計画の分析データ解釈及び2009年試料採取計画について意見書(科学技術指針)を提出
資料日付 2009年6月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、2008年全国淡水魚PCB (PCDDs、PCDF、PCB-DL、PCB-NDL)汚染調査計画の分析データ解釈及び2009年試料採取計画について2009年5月13日付けで意見書(科学技術指針)を提出した。
 2008年にはPCB類汚染レベルが高い107箇所で優先的にサンプリング調査した:これらは、底質の汚染レベルがPCB類インジケータ(PCBi)で140ng/g底質乾燥重量以上、人口密集地やPCBを使用していた又はまだ使用している工場の下流、未だ汚染記録がない地域及び漁業や観光レジャーの釣りが行われている地域である。
 採取1
,274サンプルの内で分析結果の解釈ができるサンプルは642サンプル(50.4%)であった。また分析結果が解釈できない不満足なサンプルは632サンプルであった。
 結論として現状では河川の汚染について最終勧告を出せる状況にない。そのほかの調査結果(プラン水辺環境水資源公社全国プラン2009、ローヌ・アルプ地域圏環境局診断プラン及びAFSSA+InVS合同調査サンプル採取プラン)も合わせて勧告書を作成することになる。それまで行政としてはケースバイケースで暫定的に販売・消費の許可または禁止措置を定めることになる。
 生体蓄積が低い魚種の中で河川で広く採取されたのはローチとチャブでこの分類の魚種としてはPCDD/F + PCB-DL濃度が高い。ウナギは生体蓄積の高い魚種の中でPCDD/F + PCB-DL濃度が最も高かった。よって2009年に実施する全国サンプル採取プランでは、生体蓄積が低い魚種の5種中ではチャブとローチを、また、生体蓄積の高い魚種の5種中ではウナギを優先的に採取し、バイオインジケータとして使用することができる。
 ディスとマスは水圏によって汚染度のバラツキが大きいのでバイオインジケータとしては適切ではないように思われる。よって生体蓄積による魚種の分類を見直しているところである。
 2009年に予定している調査規模は2008年の実績に基づき、次の基準で提案された:(1)漁業が営まれている地区で基準値超過が観測されている箇所、(2)流域調査で(i)魚の基準値超過が観察された箇所、(ii)分析解釈に補足データが求められている箇所、(iii)底質汚染履歴でPCBi濃度が高い箇所、(3)前記の(1)、(2)で考慮されていない全国河川・湖沼流域網観測点または底質濃度が依然として高い箇所(> 50 ng/ 乾燥重量及び< 140 ng/g 乾燥重量)。2009年に予定している調査箇所の合計は103箇所である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/PASER2009sa0118.pdf