食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02920150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分プロパキザホップのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2009年3月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月17日、農薬有効成分プロパキザホップのリスク評価のピアレビューに関する結論(171ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 哺乳動物において、プロパギザホップは経口、経皮及び吸入投与により、低い急性毒性を示す。皮膚及び眼への刺激性はないが、モルモットにおける感作性試験で陽性であった。(Xi;R43「刺激性;皮膚感作性を引き起こす可能性」が提案された)
 反復投与後の主たる標的器官は、肝臓である。ラット及びマウスにおける無毒性量(NOAEL)は、肝臓に対する影響を基に各々6.25及び10 mg/kg体重/日であった。
 長期試験におけるNOAELは、ラットで5 mg/kg体重/日、マウスで1.5 mg/kg体重/日であった。プロパギザホップによる遺伝毒性は、確認されていない。ラット及びマウスにおいて、肝細胞がん及び腺腫の増加が見られた。また、ラットにおける試験において、ライディッヒ細胞腫瘍の増加も観察されている。ラット及びマウスにおける悪性腫瘍の形成及びラットにおけるライディッヒ細胞腫瘍の増加から、Carc.Cat.3; R40:「有害:発がん性影響への限定された証拠があり」への分類が提案されている。
 マウスにおける長期試験で得られた、1.5mg/kg体重/日の無毒性量(NOAEL)を安全係数100で除して、ADIを0.015mg/kg体重/日に、90日間のラットにおける試験で得られたNOAEL6.25 mg/kg体重/日を安全係数100及び経口吸収率(65%)で除して、許容作業者暴露量(AOEL)0.04mg/kg体重/日を設定した。プロパギザホップの急性毒性のプロファイルから、急性参照用量(ARfD)は必要ないと考えられた。算出した理論最大一日摂取量(TMDI)の値は、ADIの21%であるため、プロパギザホップをテンサイ及び菜種油種子に使用した場合の長期暴露リスクは、想定されない。入手可能な作物残留試験及び提案された残留値の定義に基づき、テンサイ及び菜種油種子に対する残留基準値0.05mg/kgが提案された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr204_propaquizafop_en
,0.pdf?ssbinary=true