食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02910420160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、高齢者のリステリア症年々増加、60歳以上の年齢層は「消費期限」に無頓着の傾向 |
資料日付 | 2009年6月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 近年リステリア症の感染者数が増えているが、とりわけ高齢者の占める割合が多くなっている。2007年には症例数が20%増加し、2000年当時から倍増したが、60歳以上の感染者が大半を占めている。 食品基準庁がこのほど発表した調査結果によれば、食品の「消費期限」を安全の指標と認知している割合が、高齢者層では半数を下回っており、深刻な疾病に至るリスクが大きい。調査結果には以下のような内容が含まれる。 1. アンケートに答えた高齢者のうち、「消費期限」を食品が安全か否かを示す指標であると正しく認識したのは42%であった(25歳~44歳の51%、45歳~64歳の53%に比べて極めて低い)。 2. 高齢回答者ほど消費期限切れの食品を摂取しがちで、例えば、乳製品なら期限切れの3日後まで摂取するという回答が40%あった。(乳製品は調理済み冷蔵食品と並んでリステリア菌が含まれていることがある) 3. 消費期限切れ食品は摂取しないと答えた回答者は、65歳よりも上の層ではわずか34%であった(16歳~24歳で56%、25歳~44歳で54%、45歳~64歳で40%)。 4. 少なくとも半年ごとに冷蔵庫の温度を点検していると答えた回答者は、65歳よりも上の層では39%であった(リステリア菌の繁殖を抑制するには0℃~5℃に設定することが重要)。 同庁は2008年秋期に、英国国民3 ,219人を対象に個人面談で調査を実施し、翌年2月に「食品問題に係る国民の実態調査」を発表したが、今回の調査結果はこれを基にさらに分析を加えたもの。このほかにも分析がなされており、それぞれの全文は以下のURLから入手可能。 (1)60代以上の食中毒に取り組むキャンペーン http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2009/jun/campaignfood (2)食品安全リスクが高くなる高齢者 http://www.food.gov.uk/news/pressreleases/2009/jun/olderpeople (3)食品問題に係る国民の実態調査 http://www.food.gov.uk/science/socsci/surveys/publicattitudesfoodissues |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2009/jun/fswolder |