食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02891090314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「サプリメントへの鉄の使用及び食品の鉄強化」を公表 |
資料日付 | 2009年5月14日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「サプリメントへの鉄の使用及び食品の鉄強化」(2009年3月2日付)を公表した。 数年前からドイツでは朝食用シリアルの一部に鉄が添加されている。また種々の鉄含有サプリメントも販売されている。BfRは2004年に、サプリメント及び食品に鉄を添加しないよう勧告している。その後2008年9月に作業部会は、EUでサプルメントへのビタミン及びミネラルの添加最大値の設定が遅滞していることを踏まえ、欧州食品安全機関(EFSA)にデータを情報提供し、リスクを再評価するよう求めた。BfRの見解は以下のとおり。 鉄を継続的に多量に摂取すると心疾患、がん及び糖尿病の発症リスクが高まる可能性を排除できない。これらの疾患の発病メカニズムが複雑で、種々の要因が関与していることから、鉄と当該疾患の用量ー反応関係を導くことができない。従って特定のグループに有害影響が想定される用量にはかなり不確実性が伴うため、サプリメント及び食品への鉄の添加最大値を設定することができない。 また、鉄を多く摂取した場合のポジティブな影響は知られていない。国民の大部分は鉄を十分に摂取しており、さらに多く鉄を摂取すると健康リスクがあるため、引き続きBfRは、食品に鉄を添加しないよう勧告する。鉄含有サプリメントは、鉄不足と診断された場合に医師と相談の上でのみ摂取すべきである。 本意見書の概要の英語版は以下のURLから入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cm/245/use_of_iron_in_food_supplements_and_for_the_fortification_of_food.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/verwendung_von_eisen_in_nahrungsergaenzungsmitteln_und_zur_anreicherung_von_lebensmitteln.pdf |