食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02880950216 |
タイトル | ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)、動物インフルエンザと食品の安全性に関するQ & Aシートを公表 |
資料日付 | 2009年5月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)は5月7日、動物インフルエンザと食品の安全性に関する5項目のQ & Aシートを公表した。概要は下記の通り。 1. 動物インフルエンザは食品から感染しない 多くの鳥や動物種はヒトのインフルエンザに類似したインフルエンザ性疾病に感染する。ヒトは、食品及び鳥または動物由来の食品の摂取では動物インフルエンザに感染しない。 しかしながら、1997年に香港において鳥インフルエンザで発生したように、時として生きた動物や鳥から直接ヒトへの感染が起こり得る。ウイルスが時々変異し、ヒトの間で簡単に感染することもある。この変異によりヒトのインフルエンザの新たな株が生まれる。 2. ヒトと動物のインフルエンザは異なる 現在のヒトのインフルエンザは、海外で豚のインフルエンザを引き起したウイルスとは違ったウイルスが原因となっている。これまでのところ、豚がかかる変異ウイルスに感染したという証拠はない。米国のCDC及び農務省関係者を含む国際的な科学者は、豚のインフルエンザウイルスは食品によって伝染されないと言明している。ヒトは、豚肉或いは適切に調理された豚肉製品の摂取により現在ヒトの感染を引き起ししているウイルスに感染することはない。 3. 国際的に交易されている食品は安全 国際獣疫事務局(OIE)は次のように述べている。「ヒトの感染が検出された地域では動物への感染症例が起こっていないことに鑑み、豚または豚肉製品の国際貿易に関し特定の措置を導入したり、或いは消費者が豚肉製品による感染のリスクがあるとみなす必要はない。」 さらに、OIEは、現在のヒトのインフルエンザを「豚インフルエンザ」と呼ぶのは正しくないと述べている。OIEは、過去に発生したアジア・インフルエンザ及びスペイン・インフルエンザで使用された地理的命名法に習い新型インフルエンザを「北米インフルエンザ」とするよう提案している。 4. インフルエンザを患っている場合には食品の調理を控えること インフルエンザまたは他のウイルス及び細菌による疾病を患っている人は、食品や食器具を汚染し、疾病を他の人に伝染する可能性がある。具合の悪い人は他の人のために食事を調理することを控えるべきである。 もし家族のために食事を調理しなければならない場合には、適正食品取扱規範(good food handling practices)を使うよう特別の配慮が必要である。手洗いや食器具の洗浄を徹底する―十分な量の石けんで洗い、良くすすぎ、清潔な乾燥タオル或いは紙タオルを使って乾かすべきである。食品安全の4C、clean(清潔)、cook (加熱調理)、cover (カバー)、chill (冷凍) を想起すべきである。適性食品取扱規範の詳細は以下のURLから入手可能。 http://www.nzfsa.govt.nz/publications/food-safety-in-the-home/index.htm 5. H1N1ウイルスまたは北米インフルエンザ(ヒトの豚インフルエンザ)の関連情報は以下のURLから入手可能。 ニュージーランド保健省 http://www.moh.govt.nz/moh.nsf 世界保健機関(WHO) http://www.who.int/en/ 米国CDC http://www.cdc.gov/ |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | ニュージーランド |
情報源(公的機関) | ニュージーランド食品安全機関(NZFSA) |
情報源(報道) | ニュージーランド食品ア安全庁(NZFSA) |
URL | http://www.nzfsa.govt.nz/consumers/animal-disease-affecting-human/animal-influenzas/index.htm |