食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02880550297 |
タイトル | OIE、豚インフルエンザについて米国獣医師会のファクトシートを推奨 |
資料日付 | 2009年4月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | OIEは4月29日、現在作成中のOIE版ファクトシートが完成するまでの間、米国獣医師会作成の豚インフルエンザ(SI)のファクトシートを参照するように推奨している。ファクトシートの概要は以下のとおり。 1. 原因病原体 SIはA型オルソミクソウイルスが原因で発生する。ウイルス直径80nm~120nm。一般的な亜型はH1N1、H1N2、H3N2。亜型の分類は同じでも、欧州と米国では遺伝子が異なる。 2. 自然分布 北米・南米、アジア、欧州によく見られる。アフリカからの検出報告もある。H1N1亜型は1918年に米国で初めて同定された。H1N1亜型には2種の鳥型変異株があり、1つは欧州・米国の豚に、もう1つはアジアの豚に見られる。これらは豚に感染した鳥インフルエンザウイルスであると考えられている。H3N2とH1N2亜型は豚、鳥、人のインフルエンザウイルスの交雑種。人の感染はまれに米国、欧州、ニュージーランドで報告されている。人の集団感染でよく知られているのは、1976年にニュージャージー州のフォート・ディックス(陸軍訓練場)で発生したもので、呼吸器疾患を発症した5人の兵士が感染していた。血清検査の結果では500人が感染していたが、死者は1人だけだった。豚との接触で感染することがあるが、症状がヒト・インフルエンザに似ているため、区別されていないことが多い。七面鳥もSIに感染する。 3. 伝播 SIウイルスは、エアロゾル化した呼吸器分泌物のほか、感染豚と非感染豚の間での物や人の移動など、感染媒介物を介して拡散する。豚の集団感染は、新しい個体を群れに導入した際に多く見られる。潜伏期間は通常1日~3日。豚は感染後24時間以内にウイルスを排出し始め、7日~10日間排出する。キャリアーの状態は最長で3ヶ月間続く。種間を越えての伝播は稀ではあるが、新たな宿主で流行する可能性がある。 4. 臨床症状 5. 診断 6. 治療 7. 罹病率・死亡率 8. 予防・制圧 米国獣医師会の豚インフルエンザのファクトシートの全文は下記のURLから入手可能。 http://www.avma.org/reference/backgrounders/swine_bgnd2.asp |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際獣疫事務局(OIE) |
情報源(報道) | 国際獣疫事務局(OIE) |
URL | http://www.oie.int/eng/maladies/en_swine_influenza.htm |