食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02880120188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、堅ゆで卵用ラッカー加工助剤コーパル樹脂の使用認可について意見書を提出 |
資料日付 | 2009年4月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)はラッカー塗り堅ゆで卵のラッカーの加工原料としてコーパル樹脂を使用することに関する認可について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け2009年2月26日付けで意見書を提出した。 コーパル(CAS番号9000-14-0)はナンヨウスギ科のAgathis alba及びAgathis damaraからの抽出樹脂で、成分には樹脂酸とそのエステル、テルペン、テルペンの酸化物と重合物、天然着色料及びラッカイン酸を含むとしている。 申請資料に卵のラッカー塗りの方法明細がなく、溶剤の使用、また卵製品中残留物質があるかどうかについても不明である。 申請資料記載のコーパル樹脂は樹脂75%、ワックス6%、着色料としてラッカイン酸6.5%で、これ以上の記述はない。成分の13%に関し、安全性を評価するために必要な毒性データがない。AFSSAが行った文献調査では、マウスのin vivo試験でラッカイン酸には染色体異常誘発物質(clastogenクラストゲン)特性があり(Banerjee et al. 1984)、in vitroで腫瘍プロモータ作用を有する可能性(Sako et al. 1983)を示唆する報告があった。 よってAFSSAは現状の申請書類ではリスク評価はできないと思量する。 AFFSAは、申請者が食品製造加工助剤使用に関する認可申請資料作成指針に基づき、申請資料を新たに作成し直す方がより適切であると考える。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/AAAT2008sa0317.pdf |