食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02870670111
タイトル カナダ食品検査庁(CFIA)、カナダの14例目のBSEに関する調査レポート
資料日付 2009年4月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ食品検査庁(CFIA)は4月16日、カナダの14例目のBSEに関する調査レポートを公表した。
 2008年7月25日、アルバータ州北部でと畜された肉用牛が、同年8月14日、Scrapie Associated Fibril Immunoblot procedureによりBSEと確認された。と体のどの部分も、フードチェーンもしくはフィードチェーンには混入していなかった。と畜時76ヶ月齢であった牛は、病気期間の約6ヶ月間に症状が進行し、最後に歩行困難になった。72頭の出生コホートを含む106頭に関して追跡調査を行い、記録上の制約のために追跡不可能であった3頭を除いた全ての牛について、生存、死亡、と畜を確認または推測することができた。
 当該農場は、通常夏季は牧草、冬季は乾草と穀物を飼料として牛に給与しており、市販の既製飼料で補完することはないが、当該牛の生後1年間は干ばつ状況であったため、子牛育成用飼料、餌付け用飼料及び肥育用飼料の3種類の市販の既製飼料を使用した。これら既製飼料の製造業者2社のうち1社は、反すう動物の肉骨粉を取り扱っていたが、反すう動物用飼料との汚染を防ぐ手順を採用していた。また、別の1社は、直接は肉骨粉を扱ってはいなかったものの、肉骨粉を取り扱っていた別の施設から製品を納入していたことが分かっている。しかし、これら2社の当該飼料の製造記録の調査ができなかったため、製造中に汚染が起こった可能性は排除できない。
 今回の症例の発見により、カナダのBSEリスクパラメータは変化しない。BSEサーベイランスの結果は、この例を含め、これまでのところ、カナダのBSEの極めて低い水準を反映している。

 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報 No. 9/2009 (2009.04.22)
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/2009/foodinfo200909.pdf
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁(CFIA)
URL http://www.inspection.gc.ca/english/anima/heasan/disemala/bseesb/ab2008/14investe.shtml