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資料管理ID syu02870050314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「精製植物油から検出されたグリシドール脂肪酸エステルの初期評価」を公表
資料日付 2009年4月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「精製植物油から検出されたグリシドール脂肪酸エステルの初期評価」(2009年3月10日付/11ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 シュトゥットガルト化学・獣医学研究所(CVUA)が、パーム油ベースの精製植物油からグリシドール脂肪酸エステルを検出した。既存の分析法では正確に定量することはできない。又消化過程でグリシドール脂肪酸エステルからどの程度グリシドール(ヒトに対しておそらく発がん性がある)が遊離するかも不明である。食用油はマーガリンなどの他、乳児用調整乳にも使用されているため、BfRは本件を重視し初期健康リスク評価を行った。その際、消化過程でグリシドール脂肪酸エステルからグリシドールが全て遊離し体内で利用されるというワーストケースを想定し、食用油中のグリシドール脂肪酸エステル含量を1mg/kgと仮定した。評価結果は次のとおり。
 市販の調整乳のみを摂取している乳児は、グリシドールを有害量摂取する可能性がある。製造者はグリシドール脂肪酸エステルをできる限り低減しなければならない。リスク評価のための確かな暴露データを収集するため、グリシドール脂肪酸エステルの検出法の開発・認証が早急に必要である。又、グリシドール脂肪酸エステルからグリシドールへの体内における変換に関する研究が必要である。
 本意見書の概要の英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/245/initial_evaluation_of_the_assessment_of_levels_of_glycidol_fatty_acid_esters.pdf
 グリシドール脂肪酸エステルに関するFAQ(2009年4月30日付)は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/276/fragen_und_antworten_zu_glycidol_fettsaeureestern.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/erste_einschaetzung_von_glycidol_fettsaeureestern.pdf