食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02870010188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、硝酸塩値が水質基準を超えるレフ川の水を水道水に使用するための特別取水許可申請書について意見書を提出
資料日付 2009年3月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、硝酸塩値が水質基準を超えるレフ川(フランス西部大西洋岸、ブルターニュ地方のコート・ダルモル県を流れる川)の水を水道水に使用するための特別取水許可申請書について保健総局(DGS)から諮問を受け2009年2月5日付で意見書を提出した。
 2001~2002年以来、原水の水質基準適合率は90~98%(5年中4年間)であった。硝酸塩値は低下して、年平均濃度は40~44mg/Lである。但し、1997年以来で、1回だけであるが2005年に殺虫剤の基準超過があった。また、有機物の基準値超過があった。
 水源保護のためのイヴィア取水所水源保護地域の設定が2008年5月に完了した。
 水処理工程及び水道水質については、水処理装置は処理水の水質に適しており、配水される水道水は水質基準に適合している。
 全国プログラムの実施、農家の協力維持(訳注:冬季土壌施肥など肥料使用量削減など)、流域管理により近々水源水質の改善が実現する。
 結論として、AFSSAは当該水道水が規制水質基準に適合していることを認め、「硝酸塩」が水質基準を超えるレフ川の水を水道水の原水として利用するための特別許可申請に肯定的意見を付すものである。
 AFSSAは次の3点を勧告する:
- ゴエロ市町村水道組合は2012年に気候変動を考慮した水質状況報告書を再度提出すること、
- 今後3年間、硝酸塩及び全有機炭素量調査を継続して行うこと、及び
- コート・ダルモル県知事に水処理工程の認可申請を提出すること。
 加えてAFSSAは下記の2点は重要である旨付記する:
- 流域一帯には10月~3月の期間に冬季土壌施肥を確実に行う、及び
- 有機・無機に関わらず窒素流出量削減に充分野心的な数値目標を設定する。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/EAUX2008sa0242.pdf