食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02840590330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、ケバブ持ち帰り店販売食品の微生物品質に関する調査結果を公表
資料日付 2009年3月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国健康保護局(HPA)は3月5日、英国国内のケバブ持ち帰り店で販売のサラダ具材及びソースの約5%が食中毒の原因菌に汚染されていたとする調査結果を公表した。
 当該調査では、HPAが地方自治体関係機関と協力し、2007年6月と7月にイングランド、ウェールズ及び北アイルランドにおけるケバブ持ち帰り店1
,277ヶ所で販売されているサラダ具材の1
,213サンプル及びソースの1
,208サンプルを採取し、E.coli、黄色ブドウ球菌、サルモネラ属菌及びBacillus属菌(ソースのみ対象)汚染状況について検査を行った。調査結果の概要は以下のとおり。
1. サンプルの大多数(94.9%)の微生物品質は満足すべき状況にあった。しかしながら、サラダ具材の57サンプル(4.7%)からはE.coli及び黄色ブドウ球菌が検出された。さらに、サラダ具材2サンプル(0.3%)及び1サンプルについて、それぞれ許容出来ない量の黄色ブドウ球菌並びにSalmonella Kentuckyの汚染が判明した。サラダ具材の中ではキュウリが最も汚染されており、E.coli(6.0%)及び黄色ブドウ球菌(4.5%)が検出された。
2. ソースの55サンプル(4.7%)は、E.coli、黄色ブドウ球菌、セレウス菌及び他のBacillus属菌汚染により不満足な品質であった。さらに他の7サンプル(0.6%)からは許容できない量のBacillus属菌(B. subtilis、B. pumilis、B. licheniformis)、また1サンプルからはSalmonella Agbeniが検出された。ソースの中では、チリソース(8.7%)が最も細菌に汚染されていた。
3. 本調査の結果、この種の調理済み製品を取り扱う持ち帰り食品店での適正衛生規範順守の必要性が明らかになった。
 同報告書の全文(PDF 20ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.hpa.org.uk/web/HPAwebFile/HPAweb_C/1236155255969
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) 英国健康保護局(HPA)
URL http://www.hpa.org.uk/webw/HPAweb&HPAwebStandard/HPAweb_C/1236155257646?p=1231252394302