食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02840460314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「食品中のパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びパーフルオロオクタン酸(PFOA)による健康リスクは、現在の知見ではありそうにない」を公表
資料日付 2009年3月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「食品中のパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及びパーフルオロオクタン酸(PFOA)による健康リスクは、現在の知見ではありそうにない」(2008年9月11日付/40ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 2006年に魚から高濃度のフッ素系界面活性剤(Perfluorierten Tensiden:PFT)が検出されたため、その後2年間、特定の食品のPFT含量が調査された。PFTの最も代表的なものは、PFOS及びPFOAである。これらは非常に安定で、環境の至るところから検出される。PFOSはフードチェーンにも到達する。PFOS及びPFOAは摂取後、人体に長期間残留する。動物実験では、両物質に肝毒性、発がん性及び生殖毒性があった。
 2008年5月に本件がメディアで取り上げられたのを受け、BfRはPFTのリスク評価を行った。提出されたデータは、確かな暴露評価を行うには不十分であるものの、BfRは次のように評価する。
 食品を介するPFOS及びPFOAの摂取による健康リスクは、食品からこれまでに検出された量においては、現在の知見ではありそうにない。しかしながら、食品中のPFOSの存在を長期間容認すべきではない。データによると、消費者はPFOSを食品、主に魚(海水魚あるいは淡水魚)を介して摂取する。現在の知見では、食品を介しPFOSをPFOAより多く摂取する。どの食品が主にPFOAの摂取に関与しているかは、未だ不明である。両物質の毒性及び食品を介する暴露の程度、並びに他の暴露源に関しては不確実性がある。BfRは、食品のPFOS及びPFOA含量の代表的なデータを収集するよう提言する。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/gesundheitliche_risiken_durch_pfos_und_pfoa_in_lebensmitteln.pdf