食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02840230188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、Streptomyces mobaraensis S8112株産生トランスグルタミナーゼを、魚やその他の海産物を原料とする加工食品に使用することを目的とした用途範囲拡大の認可申請について意見書を提出
資料日付 2009年3月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、Streptomyces mobaraensis S8112株産生トランスグルタミナーゼを、魚やその他の海産物を主な原料とする加工食品に使用することを目的とした用途範囲拡大の認可申請について競争・消費・不正抑止総局から諮問を受け、2008年12月22日付で意見書を提出した。
 トランスグルタミナーゼは残留リシンとたん白質のグルタミンの共有結合を促進し、製品のテクスチャを改善する。Streptomyces mobaraensis S8112株が産生するトランスグルタミナーゼはシリアル食品加工(2001年10月9日付AFSSA意見書)及び低温殺菌乳を使用したチーズ生産やゼリー乳製品(2004年5月24日付AFSSA意見書)で評価済みで、AFSSAは肯定的意見を付している。この酵素製剤は2006年10月19日付省令でビスケット、菓子パン、菓子、パン(伝統的プランスパンを除く)、特殊パン、低温殺菌乳を使ったチーズ、特殊チーズ及びゼリー乳製品及び加工肉を主な原料とする製品の添加物ポジティブリストに登録された。
 本申請はこの酵素製剤の使用範囲を魚及び他の海産物を主な原料とする加工食品製造に拡大することを目的とした申請である。
 ラットの90日間亜慢性毒性試験から得られたNOAELを推定最大摂取量で除した計算上の安全倍率は想定できる最悪のケースで1.3x10の5乗及び食品の10%が本製品を使用すると云う現実的なケースでは3.5x10の6乗である。
 製品製造工程から推定される最終製品中に含まれるトランスグルタミナーゼの不活化は様々な活性試験で確認された。
 トランスグルタミナーゼたん白質の配列と毒性及びアレルゲンたん白質の配列との同等性調査は、この酵素に潜在的毒性やアレルゲンがないことを示すものであった。
 AFSSAはStreptomyces mobaraensis S8112株産生トランスグルタミナーゼを、申請者が申請した使用条件であれば、魚やその他の海産物を主な原料とする加工食品に使用しても消費者に健康リスクを生ずるものではないとして、本申請に肯定的意見を付した。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/BIOT2008sa0272.pdf