食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02840200149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、香料グループ評価14改定1:フェネチルアルコール誘導体類(アルコール、エステル類、アセタール類)、カルボン酸及び類似エステル類に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2009年1月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月16日、香料グループ評価14改定1:フェネチルアルコール誘導体類(アルコール、エステル類、アセタール類)、カルボン酸及び類似エステル類に関する科学的意見書(53ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. AFC科学パネルは、8種類のフェネチルアルコール誘導体、1つのフェニル酢酸、1つのフェネチルアルデヒド及び3種類のフェニルアセタルを香料グループ評価14改定1として評価することとした。 2. 3物質がキラルセンターを持ち、うち2物質は3つのキラルセンターを持っている。2物質については、立体異性体の組成が特定されていない。 13物質のうち、12の香料物質は、構造クラスⅠに、1物質は構造クラスⅡに属している。 3. 10物質は、広範囲の食品中に天然に産生することが報告されている。 4. 初期値によるMaximised Survey-derived Daily Intake (MSDI)において、EUにおいて13物質は0.0012~33μg/人/日となり、構造クラスⅠの閾値(1800μg/人/日)及び構造クラスⅡの閾値(540μg/人/日)を下回った。 5. また、13の全ての香料物質は、無毒な物質に代謝されると考えられる。 6. 遺伝毒性に関し十分なデータがないが、候補物質及び類似物質に関する入手可能なデータをみる限り、遺伝毒性への懸念はない。 7. 香料物質としての使用を基に初期値によるMSDIを用いて出した香料として使用した場合の摂取量では、安全性に懸念が生じることはない。 8. 全香料物質をmodified Theoretical Added Maximum Daily Intake (mTAMDI)を計算して求めた推定摂取量は、構造クラスⅠの12物質は1 ,600~5 ,700μg/人/日となり、構造クラスⅡの1物質は3 ,900μg/人/日となり、構造クラスⅠの中の1物質を除き、構造クラスⅠの閾値(1800μg/人/日)及び構造クラスⅡの閾値(540μg/人/日)を上回った。 9. また、今回評価を行った13物質の結果を商業製品に適用するには、成分規格を入手して検討を行う必要があるが、9物質については十分な情報があり、1物質については同定試験及びキラリティーに関する情報、1物質についてはキラリティーについての情報が欠けている。 10. 上記の結果から、パネルは11物質についてはMSDIを用いて出した「香料として使用した場合の摂取量では、安全性に懸念が生じることはない」という結論に達した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/afc_ej930_op_fge14_Rev1_op_en.pdf?ssbinary=true |