食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02820350305
タイトル EU、非対象飼料中の不可避なキャリーオーバーによる抗コクシジウム剤及び抗ヒストモナス剤の上限値を設定
資料日付 2009年2月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  EUは2月11日、非対象飼料中の不可避なキャリーオーバーによる抗コクシジウム剤及び抗ヒストモナス剤の有効成分の上限値を設定する委員会指令2009/8/ECを官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. 抗コクシジウム剤及び抗ヒストモナス剤は原虫を防除する物質で、飼料添加物として認可されている。
2. 飼料製造者によっては広範囲な飼料を1つの施設で製造する場合があり、異なる種類の飼料製品を同じ生産ラインで前後して製造しなければならないことがある。ある飼料製品が生産ラインに不可避なほど微量に残留し、他の飼料製品の製造に混入することが起こりうる。こうした製品から製品への移行は「キャリーオーバー」又は「交差汚染」と呼ばれ、抗コクシジウム剤及び抗ヒストモナス剤が認可された飼料添加物として使用される場合にも起こりうる。不可避な交差汚染は、飼料の生産及び加工工程の全段階のみならず、貯蔵及び輸送中にも起こりうる。
3. 抗コクシジウム剤及び抗ヒストモナス剤の非対象飼料への不可避なキャリーオーバーによって、当該物質が汚染物質として由来食品中に存在する可能性がある。このため、非対象飼料中の抗コクシジウム剤及び抗ヒストモナス剤の不可避なキャリーオーバーの上限値を設定する本指令、並びに、食品中の当該物質の上限値を設定する委員会規則を同時に採択及び適用することによって、この問題に対処する包括的かつ統一した方法をとることが適切である。
4. 欧州議会及び理事会指令2002/32/ECの附属書Iを本指令の附属書に従って改正する。
 当該附属書には、ラサロシドナトリウム(Lasalocid sodium)など計11種類の物質について、飼料原料中の上限値が記載されている。
5. 加盟国は、本指令の遵守に必要な法令を2009年7月1日までに施行することとする。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2009:040:0019:0025:EN:PDF