食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02790160149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジフェニルアミンのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2009年1月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月15日、農薬有効成分ジフェニルアミンのリスク評価のピアレビューに関する結論(60ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 ジフェニルアミンは哺乳動物における代謝試験において、経口投与により急速にかつ完全に吸収され、フルホニル及びグルクロニル抱合体へと広範囲に代謝が行われ、急速に尿中を経て排出される。経口急性毒性及び経皮毒性は低い。急性吸入毒性試験のデータは提出されていない。ジフェニルアミンは皮膚への刺激性はないが、眼には顕著な刺激を与えるために、Xi;R41:「刺激性;眼への大きな刺激性」への分類が提案されている。皮膚への感作性はない。 ジフェニルアミンのラット、マウス及びイヌにおける短期及び長期毒性試験における目標となる影響は、赤血球系であり、血液系因子の変化、脾臓の赤血球生成、脾臓におけるうっ血及びヘモジデリン沈着症によって確認される。 更に、より長期間の暴露によって肝臓及び腎臓に組織病理学的な変化が観察され、90日間のラット、90日間のイヌ及び1年間のイヌにおける試験を基にして、関連の無毒性量を9.6~10 mg/kg 体重/日に、関連の長期暴露による無毒性量をラットの2年間の試験から、7.5 mg/kg 体重/日に設定している。 ジフェニルアミンは遺伝毒性の可能性はなく、ラット及びマウスにおいて発がん性は観察されていない。 繁殖試験における毒性は、F1世代における着床場所の減少と共に生じる明白な母獣における毒性影響量(食事摂取量減少、体重増加率の減少、溶血性状況)に限定される。ラット及びウサギによるジフェニルアミン投与では、発達毒性への影響は見られなかった。 ジフェニルアミンのADI(一日摂取許容量)を、ジフェニルアミンのラットにおける2年間の実験に基づき100の安全係数を適用して、0.075 mg/kg/日に設定した。 許容作業者暴露量(AOEL)は、ジフェニルアミンの90日間のラット、90日間のイヌ及び1年間のイヌにおける実験に基づき100の安全係数を適用して、0.1mg/kg/日に設定した。 急性参照用量(ARfD)は設定されなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr188_diphenylamine_en.pdf?ssbinary=true |