食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02780540188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、飲料水殺菌用の低圧紫外線照射ランプ装備UVaster BPプロセスの無害性及び有効性について意見書を公表
資料日付 2009年1月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、殊にクリプトスポリジウム及びランブル鞭毛虫に対する飲料水殺菌用の低圧紫外線照射ランプ装備UVaster BPプロセスの無害性及び有効性について保健総局(DGS)から諮問を受けて、2008年12月1日付けで意見書を公表した。概要は下記の通り。
 公衆衛生法R.1321-50-IV条の規定により、同法R.1321-50-I条に定めるグループまたは使用法に相当しない処理用製品又は処理法を販売するに当たっては、事前に無害性と有効性の証明資料を付して厚生省に認可を申請し、AFSSAの審査を受け、その肯定的意見書を得なければならない。同意見書なしに販売することは禁止される。
 飲料水殺菌用低圧蒸着水銀ランプ紫外線照射プロセス「UVaster BP」はステンレス鋼製シリンダーでできており、その中に石英製製の鞘に入れた一つ又は複数のランプを収納している。ランプは同一波長で、最大出力は400W。UVaster BPには20~50m3/h用の単一ランプのモデルと、最大流量700m3/h用の10本のランプを装備したモデル、の二つのモデルがある。
 プロセスの無害性については、10本のランプのモデルについてのみ飲料水と接触する化学成分についての衛生適合証明書が提出されており、単一ランプのモデルについては衛生適合証明書が添付されていない。低圧UVランプの照射波長254nmでは、現在の知見では、二次反応を引き起こさないと考えられている。
 プロセスの有効性については、クリプトスポリジウム(Cryptosporidium parvum)のオーシスト感染力は、400J/m2以上のRED(換算紫外線照射量)で1/10000以下となる。
 AFSSAによる結論は以下のとおりである。
 低圧紫外線照射ランプを使うUVaster BPのプロセスの無害性と有効性の証明が不十分であると評価し、現在の申請資料のままでは、飲料水殺菌、特にクリプトスポリジウム及びランブル鞭毛虫の殺菌にUVaster BPプロセスを使用することに否定的意見を付す。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/EAUX2008sa0219.pdf