食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02770280105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、ピーナッツバターによるSalmonella Typhimuriumアウトブレイクに関する記者発表の口述録を公表
資料日付 2009年1月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は1月16日及び17日に、疾病管理予防センター(CDC)と共同で行った、ピーナッツバターによるSalmonella Typhimuriumアウトブレイク記者発表の口述録を公表した。概要は以下のとおり。
1.2009年1月16日
(1)(今回のアウトブレイクの原因となった)S. Typhimuriumは、サルモネラ属菌の中で最も一般的な血清型であり、CDCに毎年報告されるおよそ40
,000件のサルモネラ症の内20%を占める。しかし、今回のアウトブレイクの原因株は、これまであまり例のない珍しいDNA遺伝子型を有していた。この菌株は、他のS. Typhimuriumや他のサルモネラ属菌と比較して特に毒性が高いものではない。多数が入院し、重篤な例もみられるが、この重篤症状はサルモネラ感染症の典型的なもので、我々の予測を超えるものではない。
(2)ピーナッツバターは水分を殆ど含まないため、微生物は増殖しない。しかし、サルモネラ属菌が入った場合、ピーナッツバターの中で増殖はしないが、死滅することもなく、いわば休眠状態となる。したがって、予防策は加工工程でのサルモネラ属菌の混入を防ぐことである。
http://www.fda.gov/bbs/transcripts/2009/transcript011609.pdf
2.2009年1月17日
 2年前のピーナッツバターによるサルモネラアウトブレイクの後、加熱工程でサルモネラ属菌を死滅できるかどうか研究が行われた。その結果、ピーナッツバター中のサルモネラ属菌を効果のある程度まで滅菌するには華氏250度(訳注:121℃)が必要であった。クッキーを焼く時の温度は通常華氏350~375度(訳注:176~190℃)であるが、中心部はこれより低い場合が多い。したがって、加熱処理されたピーナッツバターを含む製品の摂取により、サルモネラ感染が防げるか否かは保証できない。
http://www.fda.gov/bbs/transcripts/2009/transcript011709.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/bbs/transcripts/2009/transcript011609.pdf