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資料管理ID syu02760200343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、フランスにおけるヒトのクリプトスポリジウム症の疫学データ2006-2007年を公表
資料日付 2009年1月6日
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分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は、週間疫学報告(BEH)の2009年1月6日号でヒトのクリプトスポリジウム症の疫学データ2006-2007年を公表した。概要は下記の通り。
 クリプトスポリジウムは胃腸炎を引き起こす腸管寄生原虫で、ヒトや動物の糞便で汚染された水系を介してオーシストの形で感染する。
 この疫学調査は、フランスにおけるクリプトスポリジウム症発生状況及び特性を明らかにするものである。この調査は全国の寄生虫学部門を有する36の研究機関及び病院が自主参加するクリプトスポリジウム-Anofel-ネットワークが実施した。期間は2006年1月?2007年12月で、この間に179症例が報告された(2006年96症例及び2007年83症例)。この調査から、晩夏から秋にピークが来るという季節性が観察された。また、免疫不全患者が全体の60%(HIV感染者は48%)を占めていることが明らかになった。年齢層別では0?4歳児が最も多い。137の分離株の遺伝子型は、Cryptosporidium parvum (53 %)及びC. hominis (43 %)が大部分を占めており、その他に稀少な分離株がみられた(C. felis 10株、C. meleagridis 3株、 C. canis 1株、「ウサギ」遺伝子型C. parvum 1株及び新しい遺伝子型のC. parvum 1株)。これはフランス全土を網羅したクリプトスポリジウム症に関する最初の疫学調査となった。
本文は以下のURLから入手可能:
http://www.invs.sante.fr/beh/2009/01/beh_01_2009.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/beh/2009/01/index.htm