食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02750450216 |
タイトル | ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)、ハチミツ中のツチン汚染に関する新基準を導入 |
資料日付 | 2008年12月18日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)は、ハチミツ中の毒性物質、ツチン(tutin)の汚染から消費者を保護する目的で、新たな基準「食品(ハチミツ中のツチン)基準2008」を導入した。 新基準は、養蜂家、集荷業者及び輸出業者を対象としており、ヒトの食用に販売されるハチミツ中におけるツチンの最大許容値を設定している。従来は、国内向けについては規制が自主的で、輸出製品に対してのみ強制的であった。摘出ハチミツ中におけるツチンの最大許容値は2mg/kg、また巣付ハチミツに関しては0.1mg/kgと設定された。巣付ハチミツは、毒素が巣の細部に凝縮されて存在する可能性があり、液状或いはクリーム状のハチミツよりも潜在リスクが高くなっている。 新基準においては、1月から6月までの期間に採取されたハチミツについては検査を行うか、或いは供給業者は以下の事項を確認する必要がある。 1. 登録済みのリスク管理プログラム 2. 食品安全プログラム 3. ミツバチの巣箱が、巣箱の半径3キロ以内に大きなtutu(訳注:ドクウツギ科植物)が存在しない場所に設置してあること。 4. ミツバチの巣箱が、マールボロー(Marlborough)を除く南島に設置してあること。 5. 1月1日からハチミツの採取が終わるまでの期間に毎週、巣箱の半径3キロ以内にある代表的なtutuの林を検査し、tutuに甘露(訳注:tutuの樹液を食べる昆虫の分泌物)が存在しないことを確認すること。もし甘露が発見された際には、安全性確認のため販売前にハチミツを採取し、混合して検査する必要がある。 同基準は、2009年1月25日に発効し、最初のシーズン終了後に効果を確認するために精査される。ツチン汚染の主要リスク期間は1月から5月までとなっている。 |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | ニュージーランド |
情報源(公的機関) | ニュージーランド食品安全機関(NZFSA) |
情報源(報道) | NZFSA |
URL | http://nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2008/2008-18-12-tutin-honey-standard.htm |