食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02750210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分ジメタクロールのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2008年10月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月30日、農薬有効成分ジメタクロールのリスク評価のピアレビューに関する結論(111ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 哺乳動物における毒性は、多くの試験を用いて評価した。ジメタクロールは、ほぼ完全にかつ比較的早く吸収され、広く体内に分布する。ヒトの体内に蓄積する可能性はない。比較的早く排出され、完全に代謝される。ジメタクロールは中程度の経口毒性を示すが、経皮及び吸入経路による毒性は低い。眼及び皮膚への刺激性はないが、高い感作性を示す。
 ラット、マウス及びイヌにおける短期試験における標的器官は、肝臓で、対応する無毒性量(NOAEL)は、2.21 mg/kg 体重/日(ラット)、10 mg/kg 体重/日(イヌ)及び17.5 mg/kg 体重/日(マウス)となった。ジメタクロールには遺伝毒性はないが、染色質(クロマチン)たん白質と結合することができる。
 ラットにおける2年間及びマウスにおける18ヶ月の長期試験結果が報告されている。ラットによる試験において、体重減少及び雄のみに観察された鼻の腫瘍を伴った肝臓影響から、11.1mg/ kg 体重/日が得られた。この腫瘍はヒトにも関連性があると考えられる。
 ラットの生殖毒性への影響は観察されていない。ラットにおいて母獣への毒性がある用量において、産仔の骨形成に悪影響を与えたが、ウサギにおいて、発達毒性は観察されなかった。
 ジメタクロールの一日摂取許容量(ADI)及び許容作業者暴露量(AOEL)を、0.1 mg/kg 体重/日とし、急性参照用量(ARfD)を0.5 mg/kg 体重と設定した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr169_dimethachlor_en_final.pdf?ssbinary=true