食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02750200149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分フェンピロキシメートのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2008年10月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月30日、農薬有効成分フェンピロキシメートのリスク評価のピアレビューに関する結論(104ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 哺乳動物における試験において、フェンピロキシメートは急速だが、不完全に吸収、主に糞便により排出される。強い腸肝循環が観察された。 フェンピロキシメートは飲み込むと有害で、吸入毒性は非常に強い上に、眼への刺激性及び皮膚への感作性が観察された。毒物動態学特性及び当該物質の異なった毒性学的プロファイルから、経口摂取のデータはフェンピロキシメートの生物学的利用能評価には適切でないと専門家会議では、結論付けた。 短期及び長期試験において、体重減少及び餌の摂取量減少が見られた。ラットによる90日間の短期経口投与試験において無毒性量1.3 mg/kg体重/日が、ラットにおける4週間吸入投与短期試験において、無毒性量0.54 mg/kg体重/日が求められた。関連の長期試験における無毒性量は0.97 mg/kg体重/日とした。 フェンピロキシメートには、遺伝毒性、発がん性及び神経毒性は観察されなかった。フェンピロキシメートによる生殖及び発達毒性に関する要因は、影響されなかった。 フェンピロキシメートの該当の無毒性量を安全係数100で除して、一日摂取許容量(ADI)を0.01mg/kg体重/日に、許容作業者暴露量(AOEL)を、0.005mg/kg体重/日に、急性参照用量(ARfD)を0.02 mg/kg 体重に設定した。 暫定の消費者暴露評価では、子どもにおける暴露量がリンゴ、洋なし及びブドウ摂取により、ARfD近辺まで達する可能性が示され、更なるフェンピロキシメートの残留値のデータを基に再検討が必要である。ブドウに関しては、MRLを0.3mg/kgから0.2mg/kgへの変更を検討すべきであるとした。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_rev_concl_sr197_fenpyroximate-en.pdf?ssbinary=true |