食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02740100149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分メタミトロンのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2008年10月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月22日、農薬有効成分メタミトロンのリスク評価のピアレビューに関する結論(95ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 哺乳動物における試験において、メタミトロンは急速にほぼ完全に吸収され、体内に広く分布するが蓄積の可能性はない。メタミトロンはまた、急速で広範囲に排出・代謝される。メタミトロンの代謝は、脱アミノ過程を経て、酸化及び共役反応により行われる。 中程度の経口及び吸気毒性及び非常に低い経皮毒性を示す。眼・皮膚への刺激性及び皮膚への感作性はない。入手可能な急性毒性データに基づいて、Xn ,R20「有害:吸入により有害」及びXn ,R22「有害:飲み込むと有害」への分類が提案されている。 齧歯類における短期試験において、肝臓への影響(臨床的及び病理生理学的所見の変化)が顕著である。加えて、犬における試験では、血液への影響も観察された。その中から90日間の犬における結果を基に、最も低い短期無毒性量として3.6mg/kg体重/日を求めた。メタミトロンには、遺伝毒性の可能性はない。 ラット、マウス及び犬における長期試験において、発がん性はなかった。2年間の犬による長期試験において観察されたコレステロール値の増加を基に、最も低い長期無毒性量として3.0mg/kg体重/日を求めた 2例の内1例の多世代繁殖試験において、母獣に毒性を示す用量により黄体及び着床の減少が観察された。ラット及びウサギの発達毒性に対する影響は観察されなかった。単回投与の薬理学試験においてメタミトロンは、ラットに挙動の変化を引き起こした。 メタミトロンのADIを、犬における2年間の長期試験で得られた無毒性量3.0mg/kg体重/日を基にして、安全係数100を除して、0.03mg/kg体重/日とした。許容作業者暴露量(AOEL)を、90日間の犬における試験で得られた無毒性量3.6mg/kg体重/日を基にして、安全係数100を除して、0.036mg/kg体重/日とした。急性参照用量(ARfD)をラットにおける発達毒性で得られた母獣への影響に関連した無毒性量10mg/kg体重/日を用いて、0.1 mg/kg 体重に設定した。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr185_metamitron_en_final.pdf?ssbinary=true |