食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02730480160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、ピーナッツアレルギーに関する助言改訂についての意見を公表 |
資料日付 | 2008年12月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は、アレルギーの家族歴を有する場合、妊娠中、母乳による授乳期間また乳児の発育時期にピーナッツ摂取を回避することに関する政府助言の改訂を提案する閣僚への意見を公表した。 今般の答申は、毒性委員会(Committee on Toxicity: COT)が幼児の初期発育時期におけるピーナッツへの暴露とピーナッツアレルギーの発症に関する公表済みの科学エビデンスの精査を行ったことを受け、策定された。COTの従来の答申はもはや最新のエビデンスでは支持されない。 1.現行の助言 現在、政府では、アレルギーの家族歴を有する(家族のいずれかの側)場合、母親は妊娠中、母乳による授乳期間にピーナッツを摂取せず、また子供は3才になるまで食事にピーナッツを導入しないよう助言している。子供は、その近親に花粉症、ぜんそく、湿疹或いは食品アレルギーなどのアレルギー症状を持っている場合にはリスクがより高くなる。 従来においては、子供は、母親が妊娠中または母乳による授乳期間にピーナッツを摂取する結果、ピーナッツアレルギーを発症させる可能性があるという懸念があった。COTが前回にこの問題を精査した際には、かかる懸念を立証する若干の証拠があった。それが1998年に出された助言の根拠となった。 2.新たなエビデンス: COTが行った新たな精査では、現行の助言は依然として有効であることが示されている。しかしながら、FSAの理事会は、現在入手可能なエビデンスを総合すれば現行助言の継続を是認できないことで意見が一致した。 理事会は、閣僚に対し現行の助言が今回の精査を反映するよう更新されることを意見する。その間、高リスクグループについては、妊婦、母乳で授乳している母親或いは3才以下の子供を持つ女性は食事法を変える必要はない。アレルギーの家族歴を有する場合、親は懸念がある場合には、個々の事例について一般医または保健専門家に相談した方がよい。 政府としては、すべての母親に対し乳児の最初の6ヶ月間はもっぱら母乳で育て、乳児がこの年齢を過ぎるまで固形物を与えないようにすべきであると助言する。 ピーナッツ回避に関する1998年助言の見直しに関するCOTの声明の全文(PDF 39ページ)は、下記のURLから入手可能。 http://cot.food.gov.uk/pdfs/cotstatement200807peanut.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | Food Standards Agency |
URL | http://www.foodstandards.gov.uk/news/newsarchive/2008/dec/peanut08 |