食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02730330329
タイトル 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)、将来のBSEサーベイランスに関するHiggins委員長から食品基準庁(FSA)委員長に対する書簡を公表
資料日付 2008年11月27日
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概要(記事)  英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)は、将来のBSEサーベイランスに関するDEFRAの方針について、Chris Higgins委員長が食品基準庁(FSA)のDeirdre Hutton委員長に宛てた11月27日付け書簡を公表した。その骨子は下記のとおり。
1. SEACは最近、牛のBSE検査月齢変更の影響を調査した獣医学研究所(VLA)並びに欧州食品安全機関(EFSA)のリスク評価書の精査を行った。SEACは、両リスク評価が分析法及びデータ、また根拠としている仮説において妥当であるということに満足している。SEACの結論は、10月15日にFSA理事会に伝えられた。
2. これらのリスク評価において、サーベイランスは牛群のBSE発生率並びに有病率の推定値の提供には不可欠であり、この点はこれらのリスク評価に関するSEACの結論にも反映されている。これらの結論には、英国での現行サーベイランスが提供する情報により、英国の牛群におけるBSE有病率が非常に低く、ヒトの健康リスクが最小限であることを示したことに対して、SEACが満足していることが暗示されている。SEACは、BSEの継続した減少傾向は反すう動物飼料規制強化の効果によるものであると明確な見解を提示している。
3. 一方で、現行のサーベイランスは、今後のBSE発生率並びに有病率の推移、疾病予防措置の効果、また新たなプリオン病の出現を監視する唯一の手段である。従って、現行のサーベイランスは、将来の牛群の疾病状況に関する重要な情報を提供している。SEACは既に、現在のサーベイランス結果に基づくリスク評価方法が科学的に妥当であると述べている。リスク管理者は、必要な情報を一番提供できるように、今後のサーベイランスのレベルを決定しなくてはならない。最近のDEFRA報告書に要約されているように、リスク管理者がサーベイランスのレベルを決定する際に考慮すべき点が相当ある。SEACとしては、かかる決定を行う際に用いられるいかなる新たなリスク評価でも、その妥当性を査定する用意がある。
 SEACの結論は以下のウエブサイトから入手可能。
http://www.seac.gov.uk/papers/101-summary.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)
情報源(報道) SEAC
URL http://www.seac.gov.uk/pdf/letter-081127.pdf