食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02730120149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分フルルプリミドールのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2008年10月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月16日、農薬有効成分フルルプリミドールのリスク評価のピアレビューに関する結論(62ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 哺乳動物における試験において、フルルプリミドールは経口投与により急速に吸収されるが、完全には吸収されていない。広範囲に代謝され体内に分布する。排出は主に尿を経由して急速に行われ、一部は胆汁及び糞便を経由して排出される。 フルルプリミドールはラット及びマウスにおいて中程度の経口毒性を示すため、Xn ,R22「飲み込むと有害」への分類のみが提案されている。 雄のラットにおける短期及び長期試験において、主に肝臓への酵素誘導、組織病理学的知見を伴った影響及び低投与量における内分泌かく乱作用を示唆する子宮と卵黄の重量変化が観察されている。 全てのエンドポイントにおける遺伝毒性は陰性で、2年間のラット及びマウスの経口投与試験において発がん性は観察されなかった。 難産、死産、受精率低下等の生殖毒性が示唆されたため、生殖毒性のカテゴリー2であるR60「受精率を劣化させる可能性」への分類を提案した。また、ラットの発達毒性試験において、胎児の発達変異及び異常比率が増加し、生殖毒性のカテゴリー3であるR63「出生前の子どもに対する害を及ぼすリスクがある可能性」への分類を提案した。 フルルプリミドールのADIを、0.003 mg/kg 体重/日とし、許容作業者暴露量(AOEL)を、0.003 mg/kg 体重/日とし、急性参照用量(ARfD)を0.09 mg/kg 体重/日と設定した。 フルルプリミドール残留のある動植物の摂取による消費者のリスク評価を実施する目的に使用される、植物及び家畜における残留フルルプリミドールの挙動に関する研究又は評価のデータの提供はなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr151_flurprimidol_en_final.pdf?ssbinary=true |