食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02720360450 |
タイトル | Eurosurveillance、スペインのナバラ地方における1995年~2005年のリステリア症サーベイランス―臨床分離株と食品分離株の疫学的傾向及び特性解析 |
資料日付 | 2008年12月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 13 , Issue 49 , 04 December 2008)に掲載された「スペインのナバラ地方における1995年~2005年のリステリア症サーベイランス―臨床分離株と食品分離株の疫学的傾向及び特性解析」の概要は以下のとおり。 1. 1995年~2005年にスペイン北部のナバラ(Navarre)地方においてヒトのリステリア症の発症例をモニターし、臨床検体及び非加熱喫食調理済み製品(加熱調理済み肉スライス、スモークサーモン及びレバーパテ)から得られたリステリア分離株の特性解析を行った。 2. 病院に全リステリア症例(n=40)の通知を求めた当該アクティブサーベイランスよって、予想より高い罹患率(平均年間罹患率0.65 /10万人、年間罹患率の範囲0.18~1.18 /10万人)が判明した。妊娠女性が最大の罹患群(n=13 , 全症例の32.5%)で、本調査期間の最後の3年間が罹患のピークであった。ヒトの40症例から33株のリステリア分離株が得られた。 3. パルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)による血清学的及び分子的特性解析によって20種類の異なるPFGEパターンを特定したことで、散発症例を3回にわたりクラスターに結び付けることができた。原因食品を特定することはできなかったが、スモークサーモン及び調理済み肉からの分離菌株から2つの臨床PFGEパターンが見つかった。 4. 疾病負担をより正確に推定し、食中毒の集団発生を予防するために、スペインにおけるリステリア症サーベイランスを改善し、他のEU加盟国におけるサーベイランスと調和させることが望ましい。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | - |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=19058 |