食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02720330149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、EU域内における七面鳥群のサルモネラ属菌保菌率に関連した要因及び血清型分布について報告書を公表 |
資料日付 | 2008年10月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月28日、EU域内における七面鳥群のサルモネラ属菌保菌率に関する2006~2007年のベースライン調査で、サルモネラ属菌保菌率に関連した要因及び血清型分布に関する報告書Part B(65ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 七面鳥群のサルモネラ属菌保菌率の削減目標値を設定する科学的根拠を得るために、繁殖用七面鳥及び肥育用七面鳥のサルモネラ属菌保菌率を、EU全域で測定するベースライン調査が実施された。七面鳥群からの検体抽出は2006年10月~2007年9月に行われた。 2. 潜在的なリスク要因とサルモネラ属菌の関連性をグラフで視覚的に調べたところ、サルモネラ陽性群は比較的多数の七面鳥を比較的小さい規模の群で飼養する施設と関連しているという傾向が示された。陽性の繁殖用七面鳥群の週齢は、陰性群より低かった。また、放し飼い群の方が慣行飼育群よりサルモネラリスクは大きかった。肥育用七面鳥におけるサルモネラ属菌感染の重要なリスク要因は加盟国によってかなり異なることが、回帰分析によって明らかになった。 3. 肥育用七面鳥群におけるサルモネラ血清型の分布は、加盟国によってかなり異なっていた。これは、ほとんどのサルモネラ血清型の伝播が同一加盟国内の七面鳥群間において主に起きていることを示唆するものである。S. Saintpaulのみが隣接加盟国の1クラスターから検出されおり、これは加盟国をまたがる伝播及び/又は共通の汚染源を示唆している可能性がある。 4. 七面鳥が保有するサルモネラ血清型とヒトのサルモネラ症例から分離した血清型には相関性が明らかに乏しいため、ヒトのサルモネラ属菌感染源としての七面鳥の役割は、ニワトリ(ブロイラー及び採卵鶏)など他の動物種の役割より低いことが示唆された。しかし、S. Typhimurium ,、S. Hadar及びS. Derby等の血清型が七面鳥から検出されており、これらはヒトの疾病にもしばしば関与している。このため、ヒトのサルモネラ属菌感染源としての七面鳥肉の役割を見過ごさないことが望ましい。 5. 加盟国がサルモネラ属菌の管理施策を設計する際に、本調査で七面鳥のサルモネラ属菌感染に関連性があると見出されたリスク要因を検討することが推奨される。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Report/zoon_report_ej198_B_turkeys_en.pdf?ssbinary=true |