食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02720070188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、ソーヌ川の魚類汚染分析結果解釈に関する意見書を公表 |
資料日付 | 2008年11月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、全国汚染サンプル採取・分析計画によりローヌ川の支流のひとつのソーヌ川で獲った魚類の汚染分析結果の解釈について食品総局(DGAL)から諮問を受け、2008年9月22日付けで意見書を公表した。 2005年にJonage運河の魚がダイオキシン様PCB(PCB-DL)+ダイオキシン(PCDD/F)の欧州基準を超えて汚染されていることが明らかになって以来、ローヌ川及びその支流において数度にわたり魚のサンプル採取調査事業が実施されている。 上市できる魚の欧州基準値は現在、総TEQで8pgTEQ/g生魚である。但しウナギは例外的に12pgTEQ/g生魚となっている。 今回のサンプル数は生体蓄積が少ない魚種23体、生体蓄積が多い魚種32体で合計55体であった。サンプリング実施地区は上流から下流に向かってApremont / Maxilly sur Saone地区、Ouroux sur Saone地区、Saint Symphorien d’Ancelle / Saint Romain des iles地区及びNeuville sur Saone地区である。魚種は11種(生体蓄積が少ない魚種:ブリーク、カワカマス、チャブ、ローチ、パーチ、サンドル、及び生体蓄積が多い魚種:ウナギ、バーブ、ブリーム、コイ、ナマズ)である。 分析の結果Ouroux sur Saone地区及びNeuville sur Saone地区で生体蓄積の多い魚種でそれぞれ平均12pgTEQ/g生魚(信頼区間95%で6.5~22.1)及び8.0pgTEQ/g生魚(信頼区間95%で5.3~12.0)と基準値の超過が見られた。 ソーヌ川の各区域で捕獲した魚のダイオキシン様PCB(PCB-DL)+ダイオキシン(PCDD/F)(総毒性等量global TEQ)の汚染平均から得られた評価は、 1. 生物蓄積が少ない魚種については捕獲区域に拘らず基準値に適合しているようである 2. 生物蓄積が多い魚種でもApremont / Maxilly sur Saone地区及びSaint Symphorien d’Ancelle / Saint Romain des iles地区では基準値に適合している。しかし、Ouroux sur Saone及びNeuville sur Saoneの両地区では同じ魚種でも適合していない。従って、Ouroux sur Saone及びNeuville sur Saoneの両地区では、AFSSAの2008年2月6日付意見書No.2008-SA-0019に記載のデシジョン・ツリー(付属書-3)に基づく魚種毎の補足調査が必要である。 ウナギについてはデータが少なく又他の生物蓄積が多い魚種よりも総体的に汚染レベルが高いので、河川のどの地区においてもその適合性を結論付けるには至らなかった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/RCCP2008sa0260.pdf |