食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02680150105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、ビスフェノールA(BPA)に関してEschenbach長官のコラムを掲載
資料日付 2008年10月31日
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分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は10月31日、毎週1回のEschenbach長官のコラム「Andy’s Take」にBPAに関するものを掲載した。概要は以下のとおり。
1. FDAの科学委員会(Science Board)は小委員会によるBPAの評価報告書に取り組んだ。BPAについて8月に本欄で、科学に基づく規制当局として、正しい公衆衛生上の決定のためには最良の科学が必要であると述べた。そのプロセスの一部として、外部の専門家による識見を求めることがある。今回はFDAに対する「辛らつな非難」と誰かの言うところの見解を小委員会の専門家が発表した。
2. 本報告書はFDAが傾聴する必要がある反対の視点を提示しているというのが私の考えである。我々の立場を非難するというより、規制意思決定に対するより良い情報を特定する我々のプロセスを強く肯定していた。FDAが本報告書を、また、批判的な分析を依頼したのであって、今後ともそのような依頼は継続する。本報告書や他の規制当局による分析情報などの多様な情報は、我々の規制を決定する際に反映されている。
3. 製品の安全性と有効性に関する規制の判断は、常にその製品に関する包括的な知識に基づくものでなければならない。そのような知識は、科学的データの蓄積に基づく、製品の厳密でしっかりとした情報分析によるものである。FDAが科学に基づいた規制機関という所以である。
4. しかしながら、科学は常に進化しており、現実には科学の革命と言えるほどに進化は急速である。FDAはこの革命からもたらされる新たなデータを求めるが、これらの科学データは、規制決定の基礎となる情報にまとめられ、知識に転換されなければならない。厳密な分析、批判的評価、厳しいバリデーションのプロセスを省略したり回避することはできない。強力な科学的基盤がある時に限り、製品の承認、医薬品の表示変更、製品への変更或いは排除の要求などの永続的な規制決定はなされる。
5. 最後に、FDAは、科学的分析にだけ従事するのではなく、法律により委任されて人々の健康を保護し増進する規制を決定する。科学委員会及び小委員会メンバーの無私の努力と貢献に対し感謝する。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/oc/vonEschenbach/andys_take/andys_take_103108.html