食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02660450208 |
タイトル | 豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、第22回豪州トータルダイエットスタディ(Australian Total Diet Study: ATDS)の結果を公表 |
資料日付 | 2008年10月23日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は、第22回豪州トータルダイエットスタディ(Australian Total Diet Study: ATDS)の結果を公表した。 ATDSは、従来は豪州マーケットバスケット調査として知られていたもので、食品添加物、栄養素、残留農薬、汚染物質及びその他の化学物質に関し消費者の食事からの摂取量を最も包括的に評価した調査である。調査は約2年ごとに実施され、今回は22回目となっている。 これまでの調査により、残留農薬及び汚染物質に対するオーストラリア人の食事からの暴露量は豪州または国際的な健康基準値を下回っており、公衆衛生上や安全上リスクをもたらすものではないことが示されている。従ってATDSでは、調査の範囲や方式を拡大し添加物及び栄養素を含む様々な化学物質について評価対象としている。今回の調査では、5つの微量元素 (ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン、ニッケル)について食事からの摂取量を推定した。 調査の結果、セレン、モリブデン及びクロムについては、大部分の人が推定平均必要量(Estimated Average Requirements: EAR)または適正摂取量(Adequate Intake levels: AI)に近いか或いはそれ以上を摂取しているが、ヨウ素の摂取に関しては相当数の人がEARを下回っていることが判明した。FSANZは、オーストラリアの食事中のヨウ素レベルに関する追加の分析を委託しており、2009年9月以降、パンへのヨウ素添加の義務化を導入する予定である。 食品中のセレンについては、第20回ATDSの調査結果と比較し含有レベルが低かったのでセレン濃度とその摂取量モニタリングの継続が必要となろう。セレンは次回の第23回ATDSに盛り込まれた。 栄養素については、現存の基準値に対し食事からの過剰摂取への懸念はなかった。 同調査結果の全文(PDF 40ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.au/_srcfiles/ATDS.pdf |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | FSANZ |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/publications/22ndaustraliantotaldietstudy/index.cfm |