食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02650460334 |
タイトル | アイルランド食品安全庁(FSAI)、ナノテクノロジーの食品並びに飼料業界への適用に関する報告書を公表 |
資料日付 | 2008年9月21日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | アイルランド食品安全庁(FSAI)は、9月21日、ナノテクノロジーの食品並びに飼料業界への適用に関する報告書を公表した。「The Relevance for Food Safety of Applications of Nanotechnology in the Food and Feed Industries: 食品並びに飼料業界におけるナノテクノロジー適用の食品安全性上の妥当性」と題する同報告書は、FSAIの科学委員会により作成されたもので、現在及び今後のナノテクノロジー利用の食品安全に対する影響について概説し、幾つかの答申を行っている。その骨子は下記の通り。 1. 報告書では、製品の賞味期限の延長、また食品の味及び質感の向上など消費者並びに製造業者がナノテクノロジーから受ける可能性のある恩恵を確認している。しかしながら、現在のところフードチェーンに対する影響に関してはあまり認識されておらず、また我々の知識の基盤に齟齬が生じていると指摘している。従って、ヒトの健康を守るためには十分な法的規制措置を講じる必要があるとしている。ナノテクノロジーは、将来、製品の開発で大きな可能性を提供することが期待される。FSAIは、現在アイルランド市場ではナノテクノロジーを含む食品が存在しないが、将来の出現に先だって政策を策定するべきであると述べている。 2. 報告書は、この技術の使用を規制し、また食品業界がナノテクノロジーにより生産されるあらゆる食品の安全性を確保するため第一次的な責任を担うようEU全体にわたる統一的な法的枠組みの必要性を呼びかけている。特に消費者が情報に基づいた購入を決定出来るよう、ナノテクノロジーを使用する全ての食品または食品包装について表示義務化の必要性を強調している。さらに、そのような製品がアイルランド市場に現われた場合には、FSAIが全ての製品の全国的リストを創設し、編集、監視を行うべきとしている。また、食品におけるナノテクノロジーに関連したリスクの可能性についての評価を確立するため緊急に研究を実施するよう提案している。 当該報告書の全文 (PDF 88ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.fsai.ie/publications/reports/Nanotechnology_report.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | アイルランド |
情報源(公的機関) | アイルランド食品安全庁 |
情報源(報道) | FSAI |
URL | http://www.fsai.ie/news/press/pr_08/pr20080921.asp |