食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02650370328
タイトル 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)、TSE検査改正案を公表
資料日付 2008年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)は、TSE検査の責任並びに経費分担に関する今年初頭の意見募集を受け、今後のTSE検査の管理に関する改正案を公表した。要点は以下のとおり。
1. グレートブリテンにおけるBSE及びスクレイピーの症例は減少傾向にある。BSEの件数は、1992年の37
,000件に対し2007年には53件が確認された。また、スクレイピーの確認件数は、1999年の597件に対し2007年には82件であった。2008年においては一層の減少が見込まれる。OTM制度下における月齢30ヶ月以上でと畜された牛の廃棄義務は、2005年にBSE検査に置換され、また2006年には輸出禁止が解除された。そこでDEFRAは、死廃牛の収集及び廃棄費用について業界が管理するように決定した。
2. この変更による消費者に対するリスクの増大はない。消費者を保護する公衆衛生措置には変更がない。と畜場における牛の検査及び脳や脊髄など特定危険部位(SRM)の除去を含む規制措置、また家畜の健康を守る飼料規制の実施は継続される。
3. 来年の1月中旬以降、農場で死亡或いはと畜された成牛の無料収集及び廃棄サービスは終了する。移行期において業界を支援するために、BSE検査が必要な畜牛について英国家畜死骸処理団体(National Fallen Stock Company)から200万ポンドが支給される。この助成金は1年間続けられ、その後この団体は業界の所有に移行する。
4. DEFRAは、当初提案されたような食肉衛生サービス(Meat Hygiene Service: MHS)費用に対する拠出金380万ポンドの回収を求めることはしない。と畜場は2009年1月までBSE検査の費用を支払う必要がない。食品基準庁(FSA)は、今年後半にMHS管理経費の一部分の回収に関する費用改正について意見募集を行う準備を進めている。提案には、BSE検査が必要な牛に対する追加管理措置のために、2009/2010年において約20万ポンドの費用が含まれると見込まれる。BSE検査のサービスを提供しようとする研究所は、所定の基準を満たし、また即時承認手続きの費用を支払う必要がある。
5. 抵抗性を増大させスクレイピーを減少させるために、2001年以降無料のゲノタイピングを提供してきた自発的なラムゲノタイピング制度(Ram Genotyping Scheme)下での農場訪問は、2008年12月に終了する。本日から新規の応募は受領されず、同制度は2009年3月に完了する。The National Sheep Association及びRare Breeds Survival Trustが2008年11月に精液の保管を引き継ぐ。スコットランド農業大学(Scottish Agricultural College)は、2009年1月から業界が資金助成を行う新たなスクレイピーモニタリング制度(Scrapie Monitoring Scheme)を管理する。
 関連情報は下記のURLから入手可能。
http://www.defra.gov.uk/corporate/consult/ahw-nextsteps/index.htm
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国環境・食料・農村地域省(DEFRA)
情報源(報道) DEFRA
URL http://www.defra.gov.uk/news/2008/080930b.htm