食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02630420314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「食品中の微量アレルゲンの新たな表示コンセプト」を公表 |
資料日付 | 2008年10月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「食品中の微量アレルゲンの新たな表示コンセプト」(2008年4月30日付/7ページ) を公表した。概要は以下のとおり。 食品の製造時に、意図せずにアレルゲン(アレルギー誘発物質)が混入する場合がある(例:ナッツチョコレートを製造した後にミルクチョコレートを製造)。製造者は製品の安全性に責任があるため、混入の可能性のあるアレルゲンを念のため表示することがある(例:「微量のナッツが含まれている可能性があります」)。文面は各製造者が独自に決めている。このような表示のある製品が増えるにつれ、アレルギー患者の選択できる食品はより制限され、アレルギー患者にとり満足のゆく解決策とはなっていない。 オーストラリアでは、より安全性を確保し同時に制限を少なくする方式が開発された。よく混入のあるアレルゲンには科学的に基準値を設定する。下限基準値未満であればアレルギー反応は起きないと考えられ表示されないが、下限基準値以上であれば表示される。上限基準値以上であれば成分として表示される。表示の文面は厳密に設定され、統一されている。このコンセプト(VITAL-Konzept :Voluntary Incidental Trace Allergen Labelling)はオーストラリアの様々な製造者が自主的に採用している。 BfRは、このような微量アレルゲンの表示方式をドイツにも導入できるかどうかを評価した。BfRは、アレルゲンに関しよりよく情報提供しアレルギー患者を保護していくために、統一された、より改善されたアレルゲン表示をするよう提言する。それゆえ、微量アレルゲンの表示の統一について議論が始まったことを歓迎する。このような表示方式をドイツの表示システムに導入するためには特に、微量アレルゲンの限界値が科学的に算定された閾値に基づいていなければならない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/neues_konzept_zur_kennzeichnung_von_allergenspuren_in_lebensmitteln.pdf |