食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02550320149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、フードサプリメントに栄養目的で添加されるマグネシウム・カルシウム・亜鉛源としてのマグネシウムL-リシナート、カルシウムL-リシナート、亜鉛L-リシナートに関する意見書を公表 |
資料日付 | 2008年7月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、フードサプリメントに栄養目的で添加されるマグネシウム・カルシウム・亜鉛源としてのマグネシウムL-リシナート、カルシウムL-リシナート、亜鉛L-リシナートに関する意見書を公表した(2008年7月8日採択/11ページ)。 EFSAの科学パネルは、欧州委員会から、フードサプリメントに栄養目的で添加されるマグネシウム・カルシウム・亜鉛源としてのマグネシウムL-リシナート、カルシウムL-リシナート、亜鉛L-リシナートに関する科学的見解を示すよう依頼された。 マグネシウムL-リシナート、カルシウムL-リシナート、亜鉛L-リシナートは、アミノ酸であるL-リシンの塩で、他の有機酸塩と同様に水溶性であり、解離すると予想される。各陽イオンのバイオアベイラビリティは、これらの陽イオンの他の可溶性供給源のバイオアベイラビリティと類似していると予想される。L-リシンを摂取すると、小腸内腔から腸細胞に吸収される。一部は腸細胞で代謝されるが、代謝されなかったリシンは肝臓に運ばれる。 マグネシウム、カルシウム、亜鉛をそれぞれ250mg/日、800mg/日、15mg/日を供給するためにマグネシウムL-リシナート、カルシウムL-リシナート、亜鉛L-リシナートが使用されたとすると、これらのリシナートからの陰イオン性リシンの暴露は、それぞれ約3g/日、約5.8g/日、約0.034g/日である。これらは、たん白質に富む食品中のリシン量と比較して低い。 これら3種のリシナートがマグネシウム・カルシウム・亜鉛源として同時に陽イオンの許容上限摂取量(tolerable upper intake levels)でサプリメントに使用されるとするワーストケース推定では、リシン暴露は体重60kgの成人で最大353mg/kg体重/日と評価される。これは通常の食事を介するリシン摂取量の約2倍だが、ワーストケース推定であること、又ラット試験でのNOAEL(最高用量で試験した結果の)が高いことから、安全性への懸念はないと考える。 マグネシウム・カルシウム・亜鉛源としてのフードサプリメントへのマグネシウムL-リシナート、カルシウムL-リシナート、亜鉛L-リシナートの使用には、提案された使用量では安全性への懸念はないと結論する。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/afc_ej761_lysinates_op_en ,0.pdf?ssbinary=true |