食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02550020149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分フェンプロピモルフのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表 |
資料日付 | 2008年7月29日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は7月29日、農薬有効成分フェンプロピモルフ(Fenpropimorph)のリスク評価のピアレビューに関する結論(89ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 穀物、てんさい及びひまわりの葉に散布使用する殺菌剤として申請された代表的用途の評価に基づいて結論が出された。 2. ラットの多世代試験において生殖パラメーターへの影響は認められなかったが、ラット及びウサギ試験における催奇性を示唆する所見によって、胎児に対する危害リスクの可能性を有するEU生殖毒性分類3、EU危険物リスト63(Repro Cat.3 R63)への分類が提案された。 3. 特定の神経毒性試験では、機能観察総合評価のみにおいて有害作用が認められた。 4. 血清中のアセチルコリンエステラーゼの活性変化は、フェンプロピモルフの関係する有害作用とはみなされなかった。 5. 作用機序試験において、フェンプロピモルフは肝臓の薬物代謝酵素を誘発し、コレステロール合成を阻害することが示された。 6. ラット2年間試験に基づき、安全係数100を用いて、同意された一日摂取許容量(ADI)は0.003mg/kg体重/日である。 7. ウサギ発達毒性試験に基づき、発達毒性が認められた最小毒性量(LOAEL)に関して安全マージン1000を与える安全係数500を用いて、同意された急性参照用量(ARfD)は0.03mg/kg体重である。 8. 植物産品及び畜産品に対する残留基準値(MRL)が提案されており、当該基準値を遵守した食品を摂取した消費者の暴露量は評価され、毒性学的参照値を下回ることが判明している。しかし、消費者が実際に暴露する異性体比率(isomer ratio)に関して不確実性があることに留意することが望ましい。 (1)植物産品に対するフェンプロピモルフの残留基準値 小麦・ライ麦・ライコムギ(0.1ppm)等 (2)畜産品に対するフェンプロピモルフとその代謝物の残留基準値 反すう動物の肝臓(1ppm)等 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/PRAPER_Conclusion/praper_concl_sr144_fenpropimorph_en_web ,0.pdf?ssbinary=true |