食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02540270149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、フードサプリメントに栄養目的で添加されるビタミンB6源としてのピリドキサール-5-リン酸に関する意見書を公表
資料日付 2008年7月22日
分類1 -
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、フードサプリメントに栄養目的で添加されるビタミンB6源としてのピリドキサール-5-リン酸に関する意見書を公表した(2008年7月8日採択/13ページ)。
 EFSAの科学パネルは、欧州委員会から、フードサプリメントに栄養目的で添加されるビタミンB6源としてのピリドキサール-5-リン酸の安全性とバイオアベイラビリティを評価するよう依頼された。
 ビタミンB6については2000年に食品科学委員会(SCF)が評価し、許容上限摂取量(tolerable upper intake level))を成人は25mg/日、子供は体重により5~25mg/日と設定している。
 ビタミンB6は、互いに変換可能な、構造的にも関連性を有する化学物質グループ(ピリドキシン、ピリドキシン-5-リン酸、ピリドキサール、ピリドキサール-5-リン酸、ピリドキサミン、ピリドキサミン-5-リン酸)の総称である。ビタミンB6の毒性については、いくつかの意見書で評価されている。ピリドキシン塩酸塩の形態でのビタミンB6の過剰摂取で懸念される主要な毒性は、神経障害並びに感覚及び運動への影響である。これらの影響で特にピリドキサール-5-リン酸の形態のビタミンに関連づけられるものはない。ピリドキサール-5-リン酸は、最大耐容量を注射した場合でも、ピリドキシンでみられるような臨床症状や損傷を引き起こさない。
 科学パネルは、ピリドキサール-5-リン酸のバイオアベイラビリティ及び安全性に、他の形態のビタミンB6と有意な違いはないと考える。それゆえ、ビタミンB6に設定された安全使用上限値(safe upper use level)は、ピリドキサール-5-リン酸の安全性の判断にも用いることができる。
 科学パネルの結論は次のとおり。フードサプリメントへのビタミンB6源としてのピリドキサール-5-リン酸の使用は、安全使用上限値を遵守していれば安全性への懸念はない。しかしながら、申請者が提案するピリドキサール-5-リン酸の使用量は50mg/日及び90mg/日で、SCFが2000年に設定した許容上限摂取量より相当高いことを懸念する。
 市販されるピリドキサール-5-リン酸の規格は、食品添加物として使用されるビタミンB6及びその誘導体の規格に準拠すべきである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/afc_ej760_pyridoxal_op_en
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