食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02510140105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、特定トマトが関与するサルモネラ食中毒について記者会見 |
資料日付 | 2008年7月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は7月9日、特定トマトが関与するサルモネラ食中毒に関する記者会見の口述録を公開した。概要は以下のとおり。 1. トマトを依然として注意喚起リストにあげているのは、トマトをリストから排除できる疫学的情報あるいは根拠がないためである。 2. 質問の方法や対象グループをいろいろ変えたことで、最近は以前より頻繁にコリアンダーやトウガラシの報告が出てきている。トウガラシは最初から問題の一部であったかもしれないが、調査員の注意を引くには十分でなかった。同様にトマトも消滅したわけではなく、依然として健康なヒトよりも有意に高い頻度で摂取されている。 3. サルサについては米国南西部では一般的に摂取されており、当初の症例対照調査では半数あまりが摂取していたが、トマトよりはずっと少なかった。実際、サルサとトマトの比較に多変数モデルに用いて統計学的に解析した結果、トマトは有意に関係があったがサルサはそうではなかった。 4. 最大規模のクラスターの分析と詳細な調査により、このクラスターの症例がハラペーニョと強い関係があることが示唆されたが、他のクラスターではハラペーニョがメニュー(食事リスト)に載っていなかったために、それを原因と見なしたり、原因と示唆することが極めて困難であることがわかっている。 5. 他のあらゆる調査と同様に、もし特定の製品がサンプリングにより明らかにサルモネラに汚染されていると分かったら、業者に対し製品のリコールを要求するが、我々はそこまでは行っていない。 6. 先入観を抱かないで多くの調査員が追跡調査をおこなっている。常に楽観的であろうと努めているが、製品を特定する答えが見つからない可能性はある。生鮮食品が関係するアウトブレイクのこれまでの歴史から、製品が食べられたり、捨てられたり、腐敗したりで、原因を特定することは大変難しい。 7. 消費者への注意喚起の対象となっているのは生のハラぺーニョと、多くの場合ハラペーニョと混同されているシラノ・ペッパーである。サルサと特定していないし、ビン詰めや店頭で加工されて市販されているサルサは対象ではない。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | http://www.fda.gov/bbs/transcripts/2008/tomato070908.pdf |