食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02490160343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、2007年8月のA型肝炎集団感染に関する報告書を公表
資料日付 2008年6月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)、2007年8月にコート・ダルモル県(訳注:仏中央部西端、ブルターニュ地域圏の英仏海峡に面した県)で発生した食中毒原因のA型肝炎集団感染に関する報告書を2008年6月30日に公表した。概要は以下のとおり。
 2007年8月にコート・ダルモル県でクラスター化されたA型肝炎9症例について状況調査が行われた。患者1人について7月1日から10月15日の期間にA型肝炎ウイルスに対するIgM抗体ができたこと確認された。この人物は臨床的に発症する前6週の間に、この県を訪れたことがある。環境及び微生物学的調査も実施された。
 111症例を調査した結果、患者居住地や県外患者が訪れた地域はラニオンとパンポル(Lannion-Paimpol)周辺に分布していた。これらの症例のクラスター化では、83%が黄疸症状を示し、26%が入院治療を受けていた。調書を作成した患者のうち81%はカキ貝を食し、87%は貝類(カキ貝、マルスダレガイ、ハマグリ、アマンド)を生食していた。6名はA型肝炎集団食中毒(TIAC)発生源3ヶ所と関連していた。26名は同県内に短期間滞在し、全員がパンポル湾(la baie de Paimpol)の同じ養殖業者が採捕・出荷した貝類を生食していた。
 パンポル湾に汚水流出事故が2件あったが、環境調査の結果A型肝炎については陰性であった。
 当該ウイルスのRNAが68の血清から発見され、66サンプルで遺伝子型IIIAの配列に相同性が見られた。
 伝染病届出義務制で伝染病の早期発見が可能となった。同じ養殖業者からの貝類の生食であったため、食中毒汚染に関する仮定が立てやすい症例であった。
 リポート本文46枚(1.64MB)は下記URLで入手可能;
http://www.invs.sante.fr/publications/2008/hepatite_a_aout_2007/hepatite_a_0807.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/publications/2008/hepatite_a_aout_2007/index.html